今回はものすごくレベルの高い議論が展開されていて目の覚める思いで拝聴させて頂きました。
ご参加された皆様にはこの場をお借りして御礼申し上げます次第です。
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第3回 “ちいさな企業”未来会議 |
今回は、女性経営者の皆様が多数ご発言をされていて、大変勉強になりました。
さらに、地方で起きている様々な問題に直面することが出来ました。
弊職が掴んだポイントを列挙してみます。
- 地方の商店街は壊滅的な場所と非常に上手く行っている場所と2極化している。
- 女性が働ける環境整備が進んでいない為、様々な弊害が出ている。
- 経営者の勉強が圧倒的に足りない。
- 若者の就職離れが起きている。
- 若者のやる気が無い。
- ベンチャーを育てる税制があるものの十分ではない。
- 地域の産業ネットワークの崩壊が進んでいる。
こんなところでしょうか?
今回、重要だと感じたのは「若者にやる気がない」と考えているのはおじさん達で、そのおじさん達を「若者は信頼していない」点です。
問題はここにあるのではないかと感じた次第。
おじさん達→「俺達が若い時はみんなで寝る間も惜しんでがむしゃらに頑張ったんだ!最近の若い奴はなっとらん!」
若者達→「それをやれって言われたって、もっと効率的にやればいいのに何で時間かかることばっかやってんの?ネットで調べりゃいいじゃん!おっさんイミフだし」
ちょっと違うかも知れませんが、大体こんな感じではないでしょうか?
これはいつの時代もそうなのだと思いますが、外部環境の変化が恐ろしいスピードで変化する現代において、改革、改善のスピードはそれに追従して行かなければいけません。
そのスピード感が全然違うのですから、両者相容れるはずがありません。
結局は世代間のコニュニケーションや連携がうまく出来ずに、小さな組織においては歪が顕著に発現しやすいのではないかと感じます。
実際、弊職の周りの若者(2,30代)はものすごく元気ですし、めちゃくちゃパワフルな人が多いです。40代のオッサンとしては「彼らに負けてなるものか!」といろいろ頑張れるし、ものすごく大きなモチベーションをもらったりしています。
次に女性経営者や女性従業員の問題。
これはものすごく根が深く、超えなければいけない問題が山積しています。
特に出産から復職に至るまでの時間や費用の問題が多く、ここの手厚い保護政策は喫緊の課題といえるでしょう。
今の中小企業には、彼女たちを復職させるような企業体力は持ちあわせていません。
これは、企業にとっても個人にとっても大変残念な結果を生んでいます。
実際に経済的な損失を計算したら、結構とんでもない数字が出てきそうです。
しいてはそれが遠因の一つとなって少子高齢化が進んでいます。
おそらく大事なポイント
- 経営者は財務会計から最新の経営手法について継続的、かつより深く学ぶ必要がある。
- コミニュケーションの方法について、しっかりと経営者が取り組むべきである。
- 女性の保護については、環境整備も含めた手厚い保護政策と意識改革が必要である。
これだけでも、小さな企業は大分良い方向に変革出来るのではないかと思います。
何かのヒントになれば幸いです。
本日も最後までお読み頂きましてありがとうございました。
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