2012年3月31日土曜日

明日からの新しいバイブル

今日はITコーディネータのお勉強会に参加してきました。
弊職はいつもこういったITコーディネータの勉強会に参加させていただくと感じることなのですが、皆さん本当に個々にモチベーションがとても高く、しかも各分野におけるプロフェッショナルが集まります。

弊職は毎回、必ず「新しい気付き」を得させていただいております。
そして、また新しいご縁も。

今回も、大変有意義な勉強会でした。



さて、弊職が取得しております「ITコーディネータ」という資格は継続学習が義務付けられており、一度取得したら最後、それこそ死ぬまで勉強しなければ資格の継続は出来ません。

本日の勉強会は、明日(新年度)から全面的に変更される「ITコーディネータプロセスガイドライン Ver.2.0」について、変更点および新しく追加された新しい箇所について、確認させていただくと共に、このガイドラインを個々のITコーディネータがどのように活用し、未来を切り開いて行くのかを勉強して参りました。

これは製本版については有料ですが、PDF版はどなたでも無料でダウンロード出来ます。
データは2,359KBあるので、お使いの通信環境によっては少々重いかも知れないですが、是非ダウンロードしていただければと思います。

PDF:ダウンロード


さて、このプロセスガイドラインはITコーディネータにとっては、まさにバイブルと呼べるもので、各フェーズの定義やアクティビティについて詳細に記載してあります。

ITコーディネータ資格取得者は正に様々な業種、業態のプロフェッショナルで、中には、医師、弁護士、公認会計士、税理士等々、沢山のプロフェッショナルが取得しています。
もちろん、各ITベンダーの社内ITコーディネータとして活躍している方も多数いらっしゃいます。

このプロセスガイドラインの利点は「ITコーディネータの共通言語」として活用できることです。
まさにバイブルなのです。

そして、このプロセスガイドラインをちょっとカスタマイズしていけば、どんな環境においても道を失う事はありえません。

基本がプロセスガイドラインに書いてあるのですから。

※じつは弊職は婚活にも活用するようオススメしております(笑)
 何が言いたいかというと、そのぐらい汎用性が高いって事ですよ。



このバイブルが明日から変わるので、弊職も新しい共通言語について知識を深めなければいけません。

当然のことですね。
イメージ的に言うと「旧約聖書から新約聖書に変わる」イメージでしょうか?


さて、長々と書いても仕方がないので簡単にまとめますが、古いプロセスガイドラインが「ITコーディネータ向け」であったものが、今回のバージョンアップから内容が経営者が活用出来るように変更されました。

どういう意味かと申しますと、誰でも無料で内容を読んでいただいて、誰にでも活用できるように変更された訳です。



そこで、素朴な疑問が生まれます。

「じゃあ、ITコーディネータって何をしてくれるの?」って事です。


この答えは実に簡単で、「自己啓発本」や「ビジネス書」を読んでも、効果が出る人は果たしてどのぐらいいらっしゃるのでしょうか?って事です。

例えば日本の経営者全員にビジネス書を読むことを法律で義務付けたら世界一のGDPになっていていいはずですよね?

しかし、現実にはそんな事はありえません。


「ダイエット本」を読むと必ず痩せられるのでしょうか?

答えはNoですよね?

つまり。ITコーディネータは経営者に寄り添い、変革を実現するために存在しているのです。

改革を実現出来れば、その会社のステークホルダー全員に富が生まれます。
その為にITコーディネータは存在します。


どうも勘違いされやすい名称なので、実は弊職も困っているのですが、「ITコーディネータ」というとなんか「新しいシステムを持ってきて、業務のやり方を変えてハイ終了!」みたいなイメージをもたれやすいのですが、実は全く逆です。

ご経営者様がご自身で会社の現状を理解し、それをどのように変えていくのか、そして、それをどのように社会に生かしていくのかを決定し、実行・実現するためのファシリテータ。それがITコーディネータです。

明日から、新しい年度が始まります。
弊職も、明日から新しい気持ちで、新しいバイブルと共に全力で日本の経営者を支えて行きます。

激動の時代を一緒に楽しんでいければ幸甚の限りです。
今後とも、御指導、御鞭撻のほど、宜しくお願いいたします。


今日も、最後までお読み頂きましてありがとうございました。

2012年3月29日木曜日

小さな企業未来会議 GW

今日は中小企業庁が中心になって始まった小さな企業未来会議 第一回グループワークにサポーターとして参加してきました。


これは中小企業のサポーターとして申し込みをして、選抜されないと参加することが出来ません。
招聘いただき、大変幸甚の想いしきりでございました。
でも、弊職はサポーターで発言権はないので、おとなしくしておりました。

結論から申し上げてしまうと、各有識者が既存のITプラットフォームに関する知識が本当に乏しく、何だか空虚な2時間半でした。

弊職、帰宅してからいつものメモを書きました。



結局の所、各有識者の意見は十分理解できるのですが、現実は弊職のメモのような事が実際に各国のSNSで起きています。

お金や優秀な人材、そして機材。

みんな日本を通ることなく、ものすごいスピードで流通しています。
カスリもしません。
残念ながら、誰もその事を指摘してはいませんでした。

弊職はITコーディネータとして「この問題を真摯にとらえ、全力で仕事をしなければ日本の未来はない」と実感した事と同時に、グローバリゼーションの難しさを感じました。

今日のグループワークでは以下のような問題が指摘されていました。

  • 金融機関は与信のたてようがない企業にはお金は貸せない。流動資産担保も始めているが実際にどのくらいの資産価値を持つのか金融機関としてはわからない。わからないので専門家に調査依頼をしたりするので、時間もお金もかかる。結果融資出来なかったりする。
  • 与信は保証協会に依存している体質がある。
  • 経営者としてはもっと沢山勉強したいのだが、中小企業としては公認会計士や弁護士を顧問に据えるほどお金が無い。
  • 法律家としては、海外でビジネスをする場合に「事が起きてから相談されるケース」が多く、事前に相談してもらったほうが被害が少なくて済むと考えている。
  • 保証協会を通して融資をうけても、金融機関はモニタリングのしようがないので、訪問して経営者に聞くしかない。
  • そこは経営者、わがままな人が多い(まあ弊職もそうですね)
  • 商工会議所や商工会に入って、初めて経営の勉強ができることが分かった。
  • 会計業務を知らない(従業員任せ)の経営者が多い。
  • 帳簿の能力は高いのに、決算書の能力が低い会社が多い。

大体、そんな感じの事が議論されたように思います。

あれれれれれ?

これ、簡単に解決する方法がもうあるではないですか?
それがJ-SaaSです。



しかも、これ、経済産業省が主導して作ったはず。

弊職は「あー、もっと経営とITの架け橋となるITコーディネータが全力で立ち向かわないとダメだ」と痛感すると共に大反省しました。もう猛省と言ってもいいかもしれません。



さて、今日、議案にあがった諸問題のほとんどがJ-SaaSで解決できます。

しかも、導入に関する費用も安く、専門家による支援体制も用意してあります。

日本がIT投資を有効に回収出来ないのも頷けます。
せっかくすでにある資産を運用出来ていないのですから。
いや、専門家からも認識されていないと言う方が正確かもしれません。

その一方、他国が構築したシステムの上では億単位のお金のやりとりが気軽になされ、日本には1円も入って来ません。
勿論銀行口座も日本ではないですし、ビジネスで得られた利益も日本の銀行口座ではありません。

これじゃ精神論で頑張ってもダメです。



弊職も幾度と無く経営難を乗り越えてここまで来ましたから、金融機関の法人融資担当の方々が会社に訪問してこない理由は理解しています。


それは、以下の理由が考えられます。

  1. もっと融資してくれって言われても貸せるわけないって分かってる。
  2. 結局、社長の愚痴だけ聞かされる。
  3. 帳簿だけでは、実際の経営状態は即座に把握できない。
  4. 結局返済してもらえなそうだなってわかってしまっている。
  5. 下請会社だったりすると「上が仕事くれないんだから、どうしようもないよ」って言われる。

大体、合っているんではないでしょうか?



では単純に、財務視点だけで考えてみましょう。

ステークホルダーは以下と仮定してみます。

  1. 中小企業経営者
  2. 貸出金融機関
  3. 信用保証協会

単純に、初回融資時に会計ソフト導入を必須契約事項に入れて、会社でのお金の動きをすぐに入力する約束にしておいて、各ステークホルダーにIDを渡しておけば、リアルタイムにモニタリングが出来るはずです。

そうすれば、中小企業経営者が絶対に金融機関に言わない「売上の落ち込み」や「未払い」などのモニタリングがリアルタイムに金融機関側から行うことが出来て、信用保証協会はリアルタイム入力に協力的な企業にはさらに信用保証をつける等の特典をつければいいのです。


まさに情報の共有化とモニタリングコントロールが実現するわけです。

これで「三方良し」となるではないですか。
融資時にJ-SaaS導入を義務付ければいいだけです。

各ステークホルダーによるダブルループコントロールの実現です。


実に簡単!




せっかくなので、実際に弊職が自身の会社で経験したことを紹介します。

弊社はシステム開発会社としてスタートしたため、新規開発の仕事が来ると、新しい開発環境への投資が必要になります。
そこで、金融機関へ融資の相談に行きました。

「保証協会付きなら500万円まで融資できるので、申し込みをしてほしい」とのことでした。
勿論、弊職は必要な手続きを済ませ、借入が出来る日を設定し、資金繰りに入れていました。

そこへ貸出金融機関から電話がかかって来ました。

「社長、すいません。御社は起業してすぐの会社なので、100万円しか保証協会で保証してもらえませんでした」


おいおい、それって弊社一ヶ月の運転資金より全然低い額なんですけど。。。


弊職としてはすぐに資金繰りの見直しを始めましたが、確実に2ヶ月後に資金ショートすることが解りました。

エンジニアは招聘しちゃったし、じゃあ、仕事出来ないのでヤメますなんてクライアントに言えませんし、違約金問題に発展します。

しかも、新規システム開発案件は事前にシステムをある程度構築しておかないと、発注契約までの見積すら出せないのです。

ですから、契約書を元に借入をするなんてことも出来ないのです。


弊職はなんとか借入額を増やそうと思って、金融機関と信用保証協会へ交渉を開始しました。
きちんとした資料を作り、業界展望を作り、業務見通しを作り、なんとか借入額を増やしてもらいました。

それでも、50万円増えただけで、結局、資金ショートする期間が15日伸びただけでしたが。。。


結構、大怪我でしたが、大きい収穫もありました。

金融機関はしっかりした事業計画書の他に、会社の使命や方針、そしてコアになるコンピタンスが理解出来れば融資してくれるのです。


是非、中小企業のご経営者様におかれましては、世界的なお金の流れを掴むと共に、金融機関の使い方も知っていただければと思います。


ご参考になれば幸いです。
今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

2012年3月28日水曜日

自分が勝手に国際化してみよう!

今日は免許のお話です。

日本で運転免許証を持っている方は、基本的に申請をするだけで国際運転免許証が発行されます。
詳しくはリンク先を参照していただければと思うのですが、2012年3月5日現在でジュネーブ条約加盟国95ヶ国(2地域)で有効な免許になります。

これって実にスゴいことだと思うんです!


有効期間は一年しかありませんが、2,3千円で発行してもらえます。
一回飲みに行くより安いのではないでしょうか?

大抵の場合、発行時にジュネーブ条約加盟国一覧と一緒に国際運転免許証が渡されると思います。
国によって有効になる詳細は変わりますが、実に95ヶ国もの国で自分で運転が出来るようになるのです。

これは本当にスゴいことだと思います。
この制度を作ってくれた先人の方々には感謝することしきりです。


これがあれば自由に外国で運転ができるようになります。

弊職が国際運転免許証を持つといつも感じるのですが、仕事に追われて忙しくしていると、実にミクロ的な視野しか見れていないことを痛感します。


運転免許を持っていらっしゃる方は、それを使う、使わないにかかわらず、取得してみてはいかがでしょうか?

そして、外国で運転しているご自身を想像してみてください。
いつものミクロ的視野がものすごくマクロ的な視野になっていきます。

これが実に楽しいのです。

せっかくのITがあるのですからGoogle map(Street View)Google Earthなんかを利用して、実際に街並みを見ながらイメージしてみてください。


自分の日常生活が実にミクロ的なものであるかを痛感するとともに、マクロ的な視野で世界を見渡すと、何かのヒントが浮かぶかも知れません。

ご自身の生活の事かも知れませんし、ビジネスに結びつく事かも知れません。

ミクロ的視野とマクロ的視野

これは、ビジネスだけでなく、生活すべてにおいて豊かな発想の元になります。
イノベーションは必ずインスピレーションから始まります。

インスピレーションを生み出す元を買うと思えば、新たな未来が見えるかも知れません。
たった2,3千円で現実に世界に行ける事を実感出来ます。

サプライチェーンが国際化し、情報の国境も、もはや無いに等しいでしょう。

そんな時代だからこそ、自分で勝手に自分を国際化して、想いを馳せてみるのもいいのではないでしょうか?

何かのご参考になれば幸いです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※申請にはパスポートと写真が必要です。お忘れなく。

2012年3月27日火曜日

来るか?革命の時代!

少々古い記事で恐縮なのですが、弊職が今後の動向に注目している次世代IT革命のお話です。

詳しくはこちらを参照していただきたいのですが、アジア各国でAndroid端末の値段が恐ろしく下がって来ています。

未だに中国においてもAndroid端末はゲームやSNSとしての利用がメインです。
弊職はインドには行ったことがありませんが、こちらなどから情報を見ていると、革命の兆しが見て取れる気がしてなりません。

基本的にEコマース(っていう言葉もちょっと古い気がしますが)はカード決済を基本にしています。
それが、国際的な不況でカードの与信に問題が発生していて、カード破産者続出の世界情勢です。

さすがにこれでは各カード会社は回収出来なくなって辛いですから、今までの方法ではなく、こちらのようなネット決済に特化したサービスを各社が始めています。(注、別にアファリエイトとかではないですよ、念の為w)

この流れが何を意味するかというと、今まではカードもなく、購入するプラットフォーム(PC、プロバイダー契約等)を利用出来なかった人達が街角の無料の無線LANを使って、商品を買うことが可能になった事を意味します。

これは、もしかすると流通の革命がおきるかもしれません。

中国においても、インターネットで買い物をする人は自分の会社宛に商品を送ってもらうケースが多いそうです。

それは、日本のように宅配便のようなサービスが普及していないためです。
法人宛だと優先的に届けるようなローカルルール的な事も影響しているようです。

おそらく、中国、インド、ちょっと離れてインドネシアあたりは同じような環境でしょう。

でも、今までインターネットで購入する事が出来なかった人達が、会社宛に商品を送ってもらえて、確実に安く商品を購入出来ることに気付き始めています。


確実に今後、どこかのタイミングで今まで眠っていた消費者層が購入を始めます。

それは明日も知れませんし、1年後なのか2年後なのかはわかりません。
しかし、爆発的にユーザーが増える要素を持っているのは間違いないと思います。

どこの国においても、グローバル化はローカライズ化から始まります。

このマーケットを見据えて動かなければいけないのは今だと弊職は考えています。

リサーチなどから導かれる情報だけでなく、広大なマクロ的視野で今後の経営戦略を立案していかなければいけない時代が来たのではないかと思います。

過去の成功モデルを追うだけでは何もなりません。
自戒の念も兼ねて書きますが、経営者が戦略と戦術を履き違えると必ず痛い目にあいます。


ご参考になれば幸いです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

2012年3月26日月曜日

越境EC支援セミナー 雑感

今日は経済産業省が取り組みを始めた「越境EC応援ポータルサイト」「越境EC支援セミナー」に参加させて頂きました。

このセミナーは、これから日本の商品を海外へ売り出すための仕組みや方法を告知し、中小企業においても海外進出を容易にし、業績を伸ばすための取り組みです。

しかし、残念ながら弊職にはあまり魅力的にはうつりませんでした。

内容は、主に中国のECサイトのプラットフォームの解説に終始していて、実際に経営者として聞いたと仮定しても「じゃあやってみるか」と思うには、程遠い内容でした。

特に、「被災地の支援体制としてECサイトによって売上を伸ばす方法をお伝えします」というのは、ちょっと違いすぎる気がしました。

文句を言っても仕方が無いので、経済産業省の担当係長様とセミナー終了後、情報交換を兼ねて、お話をさせて頂きました。

もちろん、国策としての施策ですから、マクロ的な視点で戦略を立てなければいけないという事は承知しております。

しかしながら、弊職は、今の日本の経営者に必要なのは「明るく見える希望の光」なのではないかと思量しております。

そして、「今日やった事の結果が明日見えること」が一番ECに大事な事だと考えております。

もし、それが出来ないのなら、ECとは言えません。少なくとも弊職の考えるECとは程遠いです。

弊職はGoogleが提供する「みんビズ」の認定アドバイザーです。

このサービスを活用すれば、無料でワンストップのEC販売サイトが作れます。
そして、どれだけの人が自分のサイトに来てくれたかが分かります。

今日のセミナーではさかんに「大きいECサイトの中では、情報が埋没するので、他の仕掛けが必要です」と皆さんおっしゃっていました。
簡単に言うと、お金がかかりますということです。

弊職、カチコミが好きなせいもあって、率直に今日のプレゼンテーターに質問しました。


「では、御社の仕組や方法を使って顧客がEC販売を行った場合、支払った金額はきちんと担保するのか?」と。

答えは全員NOでした。

非常に残念です。
誰もリスクテイクしていません。



弊職はみんビズ認定アドバイザーですので、サイト構築やEC販売サイトの構築について、ステークホルダーの投資額は担保します。


当たり前です。


Googleが提供する無料のサービスの認定アドバイザーですから、作り方は無料でお伝えします。

ですので、投資額は¥0です。
上のグレードにアップして販売を拡大する際には、損益分岐点の見極めをさせていただいております。

よって、弊社では、きちんとステークホルダーの投資を担保しております。

「お前が言ったようにやったら儲からなかったじゃないかっ!」


と言う方は、どうぞ遠慮無くおっしゃってください。
それは、弊職の分析が間違っていたということですから当然責任を取ります。
アップグレートした金額は弊社が全額お返しいたします。


当たり前です。


弊職は、プロフェッショナルとして認定アドバイザーをしてるのですから。


どうぞ、無駄な投資をせずに、弊職までお問い合わせください。

さらに、その際にGoogleの検索の仕組みをお伝えしますので、SEO業者に頼らず、自分で検索されやすいようにどんどんサイトの情報を上書き(更新)していってください。

その方が、Googleの検索システムが急に変更された場合、業者任せにしているとスピードが削がれます。

自社でこれを行なっていれば、すぐに対応出来ます。

IT=SPEED

これはECサイトでビジネスをする場合の鉄則です。
弊職は、コアになるコンピタンスをアウトソースすることは危険だと考えています。

弊社では、経済産業省、中小企業庁、そしてJETROと情報交換をしながら、戦略的な情報をお客様にお届けしてまいります。


今日もご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。


2012年3月24日土曜日

今こそ危機管理を!

今日は危機管理のお話です。

先般の東日本大震災における災害対応ですが、残念ながら酷いものでした。
特に福島原発の事故については皆様御存知の通りです。

「想定外だった」   「未曾有の災害だった」


震災直後によく聞かれた言葉です。

では、果たして本当にそうだったのでしょうか?


プロジェクトのマネジメントにはふたつの危機管理の定義があります。


  1. リスクマネジメント(Risk management)
  2. クライシスマネジメント(Crisis management)
このふたつです。

簡単に言ってしまうと1.は「想定内の危機」で2.は「想定外の危機」です。



具体的によくあげられる例を見てみましょう。
それはです。

このふたつの定義に当てはめて考えてみましょう。

皆さん出かける時にかばんに折り畳みの傘を入れていらっしゃるでしょうか?

雨が降るかもしれない(想定内)から傘を持っていくのですよね?
傘を持っていなかったら駅の売店やコンビニ等で買うしかありません。
もしくは濡れるだけ(想定外)です。


よく災害は進化すると言われます。

これは当たり前のことですよね?
リスクヘッジするためには過去の事例を元にリスクマネジメントするわけですから。

先日、首都圏直下地震の規模が今までの想定より上の可能性があると気象庁が発表しましたね。

つまり、今後は2.の領域だったものを1.の領域に広げて考えなければいけません。




では、経営者はどこまでの領域をマネジメントすればいいのでしょうか?

  • ビジネスのストップ?
  • 従業員の安否?
  • 社内資産(設備)の管理?
  • 決済のストップ?
考え出したら、きりがありませんね?


弊職も3.11以降、よく聞かれるのですが、こう答えるようにしています。


「それは社長の命です」

司令塔はあくまで社長なのですから、社長が死んでは責任が取れません。
まあ、社長自身に事業規模に対する保険がかかっているから大丈夫という考え方もありますが。

例えば、医師や弁護士などはそうですよね?

どうもなぜか最近、事が起こるといなくなってしまう経営者が多い気がします。
実に残念です。


弊職は3.11以降、ご経営者様や重要なステークホルダーとお打ち合わせさせていただく際、こちらに場所の決定権がある場合、弊社独自の基準を設けています。

それは「ヘリポートのある場所」です。

弊社の大事なお客様、特にご経営者様には死なれては困ります。
コンサルティングをさせていただいているならなおさらです。

弊職は事前に都内のヘリポートのある場所を調べてあります。
これは弊社の機密(なんていうと大げさですが)なので具体的な場所はここには書きませんが、事前にそういった事を決めています。

都内なら地震発生5分以内にヘリをチャーターして脱出します。
インターネットは元々軍事技術です。
災害時において有効に活用しなければならない技術なのです。

偶然にも弊職は3.11震災時、自宅に居たため、15:00には家族全員揃うことが出来ました。

15:00以降、都内のヘリをモニタリングしていましたが、ほぼすべてが被災地へ向かうヘリでした。



さて、福島第一原発の事故は進行中です。
特に4号機は倒壊の恐れがあると言われています。

早ければ2時間で都内は放射線があふれる世界になります。

どうか、ご経営者様におかれましてはリスクマネジメントの領域を広げる視野をお持ちいただければと思います。

えっ?すげー金持ってんなーって思われましたか?
弊職も一応社長なのでプラチナカード程度は持っています。

死んだらお金も使えないじゃないですか。
あとでいくら請求されても弊職が破産すればいいだけです(笑)
死んでから破産するのはちょっと難しいですからね。

ご参考になれば幸いです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。



2012年3月23日金曜日

カンブリア宮殿 経営塾 後記

先程、放送が終了しました。

弊職の感想としては「TVは、やはり情報をしっかり伝えきれるメディアではない」と言うこと。

今日の放送を見たぐらいで経営者がイノベーションを起こせるなら、もう日本は全然変わってるはずですよね?

まあ、本を読んだだけでその気になってるのと同じ感覚ですかね。
やはり実際の放送は随分と良いところがカットされていたので残念です。

一番気になったのは、弊職の前に座っていらした方がメモを取っていらしたのですが、高校の講義かなんかと勘違いされていらしたようで、必死に「戦術」をメモしていらっしゃいました。

同じ経営者として、とても残念でした。

弊職の場合のメモはこんな感じです。
その場ではメモリに入れておいて、後からHDDに書き込むイメージですね。




さて、弊職はITと経営のコンサルタントです。
そして、戦略のエキスパートと公言しています。

弊職は常に「コンサルタントはお願いされなくても、常に相手の立場で戦略立案を即座に行うべし」と恩師に言われてから、必ずそうしています。

さすがに原田社長は「1分で考えたから・・・」とおっしゃっていましたが、そこは残念ながら弊職は5分かかりました(笑)

3社×5分なので15分もかかってしまいましたorz
やはり凡人ですね。


というわけで、本日、放送された「困っていらっしゃる経営者様の取るべき戦略」は、すでに弊職の中で決めてあります。

全員のお悩みを確実に解決出来ます。
弊職、おかげさまで全然ブレません(笑)

僭越ながら弊職と原田社長の共通点が沢山ありましたので書いております。


  • アウトサイダーであること
  • グローバルな視野を持つこと(原田社長は佐世保出身でいらっしゃいますが、弊職はカトリック幼稚園出身なので、勝手に国際感覚がついたと思っています。ちなみに神父様はユダヤ人でした)
  • 人が思いつかない事を思いついて、実行まで時間を取ること
  • 常にリスクテイクすること
  • すべてのステークホルダーの利益を常に考えること

生意気ですけど、こんな感じですかね?

一緒に放送を見ていた妻に「30人も呼ばれた経営者の中で、どうしてパパはあんなに横顔露出が出来たの?」と聞かれました。

その答えは「事前に戦う事を略して最大の勝利をつかむ事を決めていたから」です。
戦いは略さないと勝てませんから。

弊職もそのうち、あのシートに座ろうと思います。





あっ、ゴールではないですよ。KPI(キーポイントインジケーター)なだけです。

今日もご参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

2012年3月21日水曜日

ブランド戦略とは?

今回は「ブランド」についてちょっと考察してみます。

皆さんは「ブランド」と聞くとどういったイメージを持たれますか?


  • 知名度の高いもの?
  • 高級で高価なもの?
  • セレブが持っていたり、購入したりしているもの?

残念ながら、それは「ブランド」が持っているものにもたらされる結果でしかありません。

前回に引き続きマクドナルドのお話で恐縮ですが、100円マックという商品があります。


これも「ブランド」です。


では、今度は高い方に行きましょう。

高級車の代名詞。

フェラーリです。


どちらも「ブランド」です。


さあ、この2つに共通している物は何でしょうか?

答えはたった一つです。


消費者が支払った金額から予想される価値を超えているもの

これが「ブランド」の正体です。

先に挙げた100円マックは、品質、オーダーしてから出てくるまでのスピード、そして店員さんの素晴らしいスマイルがついていますね。

是非、今度マックに行かれた際に店員さんから「以上でよろしいですか?」と聞かれたら「最後にスマイルください」と言ってみてください。

弊職は今まで、マクドナルドの店舗でスマイルをくれなかった店員さんに一度も遭遇したことがありません。

実にスゴいことだとは思いませんか?
日本中どこのお店でもそうなんです。

それが、たった100円だから皆さん購入しますよね?


後に挙げたフェラーリは、車を良く理解されていらっしゃる方には実はとても安い車なのです。

すべての部品をほぼオリジナルで設計し、手作業で部品を作り、手作業で造りあげていきます。
そして、F1からフィードバックされたテクノロジーを贅沢に投入しています。

ちなみに、未だに最新のフェラーリでも、エンジンブロックは砂型をつかって一つ一つ作られています。(砂型は一度使ったらそれで終わりです)

そこから、最新の3D切削機で一つ一つ作られています。

これは量産される自動車では、絶対に採算が合わない方法です。

さらに秘密があります。

それはサーキット走行から得られた情報を元に、ホイールアライメントを設定しています。

少し、専門的なお話で恐縮ですが、すべてのフェラーリにはセッティングのゴールデンレシオがあって、初心者でも操れる設計になっているのです。

ここがとても大事な部分で、量産車では安全マージンを沢山取りますから、そういった事はできないのです。

フェラーリを運転するとワクワクするように作られているのです。


最新のフェラーリは数千万円ですが、量産車をベースに同じ事をしようとするとおそらく10億円以上かかるでしょう。

ここも支払った金額<価値になっていますね。


弊職もブランドと呼ばれるように仕事をさせていただくように努めております。

これはIT顧問契約、もしくは経営企画契約させていただいた弊社クライアント様しか知らない事ですが、弊職は常にクライアント様と密約をさせていただいております。

絶対に他のコンサル会社では、やらない事を実践しております。

弊社は常に支払った金額<価値 をご提供させていただいております。

どうぞご経営者の皆様におかれましては「ブランド」をお客様にご提供出来るよう、ご努力頂きたく存じます。

2012年3月19日月曜日

カンブリア経営塾

先日、貴重なご縁を賜り、テレビ東京の番組「カンブリア宮殿・拡大版」カンブリア経営塾に弊職も参加させて頂きました。


ゲストは、マックからマックへと華麗な転職をし、イノベーションを常に実践されている日本マクドナルドホールディングス株式会社 代表取締役会長兼社長兼CEO  原田 泳幸(はらだ・えいこう)氏 です。


実は、この番組の企画段階で弊社は先に取材されておりまして、弊職としては「日本がこれまで投資してきたIT投資が実を結んでいない点について、原田流イノベーションを告知してほしい」とお願いをいたしておりました。

ところが、番組スタッフが出演なさる経営者に取材を進めたところ「今、とても困っている」とおっしゃる経営者の方がとても多かったので「質問形式で原田社長にケースバイケースで聞いて行きましょう」という形式へ急遽変更されました。


よって、弊職はちょっとしか映りません、ご安心を(笑)


ですので、今現在困っていらっしゃる経営者の皆様におかれましては、大変勉強になる内容になっております。

番組テーマは「どうすれば変われるか?“マック改革”の全貌」です。

お時間がございましたら是非ご覧下さい。
3月22日 22:00~放送です。




さて、原田氏はドラムの達人としても有名な方です。
恥ずかしながら弊職もドラムを中学生からずっと続けておりまして、ドラマーにしかわからない経営エッセンスを吸収できればと考えておりました。


経営塾に参加させていただいて感じたのは、やはり、弊職の考えていた通りでした。
逆に弊職が業務において行なっていることに間違いはなかったのだと確信を得ることができました。
まさに納得の内容でした。

弊職としては、後日、是非一緒にツインドラムでセッションをさせていただければと思っております。
まあ、弊職ごときのテクニックでついていけるかは疑問ですが(笑)


マック改革については番組をご覧いただくとして、弊職が感じた原田流イノベーションの事例をご紹介いたします。


原田氏はアップル時代から「イノベーションが大事」と一貫しておっしゃっております。
では、イノベーションはどうすれば起こせるのでしょうか?

イノベーションの素はインスピレーションです。
つまり、インスピレーションをどう現状の環境に落として業績をあげるか?


これだけです。


じゃあ、インスピレーションの元になるものは何か?


それは基礎練習(Basic)にしかないのです。
基礎があって、初めてひらめきが生まれます。




ドラムという楽器は、ビートを刻んで、バンド全体をコントロールします。


右手、左手→ハイハット&スネア、タム、シンバル群
左足→ハイハットのオープンクローズ
右足→バスドラム




これらは勿論全身をつかって行います。
さらに、演奏中はドラマーは各パートに無言の指示を出しています。




ハイハットはリズムギターへ
スネアドラムはリードギターへ
バスドラムはベースへ




まさにバンド演奏には全体最適エンパワーメントが必要です。
実に経営と同じではありませんか!


ドラムの基礎練習には正確にリズムを刻む為にあることにとても注意します。

それは、「休符」をしっかりつけることです。

リスナーは出ている音にしか反応出来ませんが、実はしっかりとした休符をドラマーが演奏できて、初めて素晴らしい演奏が実現出来るのです。

経営者の皆さん、ちゃんと休符をとってリズムをとって経営していますか?

「見えない努力」≒「休符」

弊職はそんな風に感じた次第です。
今回も経営のヒントになれば幸いです。






2012年3月15日木曜日

プロジェクトマネジメントの真髄

今日はプロジェクトマネジメントの真髄をご紹介したいと思います。

弊社では現在、被災され、かつ仕事も失ってしまった方々のために、あるプロジェクトを進めております。

それは、


  1. 衣食住すべてを無償提供する事。
  2. 仕事を提供すること。
  3. 老後の生活を保証すること。

これを実現するために弊職は頑張っております。

おそらく、これを拝見された方は「そんな事絶対無理でしょ?」と懐疑的になるはずです。

しかし、プロジェクトマネジメントの手法を使うとこれが可能になります。


こんな事を言っても信用出来ないでしょう?


プロジェクトマネジメントはアメリカの核開発がベースになっていると言われています。
つまり、実現可能かどうか分らない状態からスタートするのがプロジェクトなのです。

どうなるかわからないことにチャレンジする精神が最近の日本には少し足りなくなってきていると思います。

どうかこれのブログを見ている方は今の身の回りを見てください。
日本製の物はどのくらいあるでしょうか?


今着ている服は?

使っているパソコンは?

今日食べた物は?


どんどん身の回りから日本製の物がなくなってきていると感じませんか?

現在、日本経済が低迷していると声高に言われていますが、本当にそうでしょうか?
弊職はそうは思っておりません。

単純に生産する場所が移行しただけではないでしょうか?



弊職が若いころアメリカの某有名スーパーに行った時に、とてもびっくりしました。
そこにはMade in Americaの物がほとんどなかったのです。

日本でも同じ事が起きているだけではないかと思うのです。


そうだとすれば、提供するサービスごと海外に出てしまえばいいのではないでしょうか?
日本人による日本人の為の日本人向けのサービスを日本人が海外から提供するのです。

実は、色々調べてみると、法律の壁が日本には多すぎて、提供したくても出来ないサービスがあります。

それらを国外から提供すれば、弊職が目指している事が可能になります。

これにはものすごいメリットが存在しています。

年金が不要になるのです。
不要というとすこし弊害がありますが、日本の年金の仕組を調べるとすぐに分かることがあります。

それは、年金を管理、運用するコストが高すぎるのです。
だったら、自分達で老後の資金をナレッジして、海外に置けば、随分と裕福な老後が遅れると思います。


ちょっと面白そうでしょう?

日本政府があまり信用できない事が垣間見えた今こそ、ちょっと真剣に考えてみるのもいいのではないでしょうか?


特に福島の方々にはまじめに考えて見て欲しい問題です。


どうなるかわからない事をマネジメントすることこそ、プロジェクトマネジメントです。

詳細はこのブログから発信してまいります。

まずはマレーシアに駐在員事務所を設立いたします。






2012年3月13日火曜日

引き算と足し算

先日、中小企業IT経営力大賞授賞式に出席してきました。

ITを活用した大変ユニークな企業がございましたのでご紹介いたします。

株式会社 小林製作所様です。

どこがユニークかと申しますと、会社中にWEBカメラが90台も設置されているんだそうです。

単純に自分が従業員だったらいつでも監視されてるようで嫌だなーと思いがちですが、ここの会社は大変有効に活用されていらっしゃいます。

ご紹介させていただくこの会社は、ほとんどの製品が少量生産、もしくは1点ものの商品を制作していらっしゃいます。

もちろん、職人さんがほぼハンドメイドで作っています。

その生産過程をWEBカメラで撮影し、保存しておくのだそうです。

これは、製作過程を記録される従業員(職人さん)側にも大きなメリットをもたらします。


  1. 製造工程を記録することで、後で同じ注文が来た時にも対応出来る。
  2. 初めてその製品を制作する職人さんもすぐ同じものが作れる。
  3. 使用するジグがどこにあるかすぐわかる。
  4. 後で製作過程を検証し、無駄を省くことが出来る。

WEBカメラというとどうしても監視されていると思いがちですが、従業員から見てもメリットが大きいのですね。

この映像というデータをナレッジすることで、初めて引き算が出来るようになります。
製造過程で不要な物を検討し、どんどん引き算していくのです。

そうやって引き算された物は、時間とか材料費とかになるわけですが、これはもちろん従業員にお金(給与)という形で反映されます。

正に引き算のエンパワーメントに成功しているわけですね。

従来、人に頼っていた事をITにやらせて、人は人がやらなくてはいけない仕事に注力出来るわけです。


やはり、IT化を推し進めるには人が最初で、後からIT化しないと徒労に終わってしまうでしょう。

効率化(引き算)によって足し算(給与)が出来る事を、まずみんなで共有していくことがIT化のキーになると思います。

2012年3月12日月曜日

大震災から1年

東日本大震災からついに1年が経過しました。
未だ避難生活をされていらっしゃる方々には改めてお見舞い申し上げます。

さて、弊社では、被災地に向けた取り組みを1年間続けてまいりました。



  1. 避難、疎開先の斡旋(国内、海外共にほぼ無料です)
  2. 農業における次期商材のご提案
  3. 被災地においても可能な無資本で始められる新しいビジネスモデルのご提案
  4. 農商工連携プロジェクトによる新しいビジネスモデルのご提案
  5. 中小企業様の見通しのつかない資金繰りへのご提案
いずれも、被災地向けには無料で対応させていただいております。

被災地や避難先でお困りの方はご遠慮なく弊社までご相談ください。


弊社におきましては、被災された住民の皆様に衣・食・住すべてを無償提供し、さらに収入を得られるプロジェクトを推進しております。

リリースまでは今しばらくかかりますが、ご期待いただけますと幸いです。

共に生き抜いていければと弊職は考えております。

2012年3月10日土曜日

マーケットを世界に拡大しよう!

    (出所:平成22年度電子商取引に関する市場調査(経済産業省)




上の図は経産省が取りまとめた市場調査です。
何が起きているのかは一目瞭然だと思います。

一番わかりやすい例を上げます。

皆さんはAmazonをご存知かと思いますが、日本の物を売りあげても、Amazonの売上になるってご存知でしたか?
厳密に言うと、サイトで得られた利益は日本ではなく、米国に入ります。

つまり、知らずに購入しているものが日本の税収にはあまり貢献してません。
(もちろん、日本企業がAmazonで売り上げた中から得られた利益は日本の利益になります)

簡単に言うと、知らず知らずのうちに日本は中国、米国に吸い上げられる構造がすでに出来上がっていることを意味します。

これでは、日本の明るい未来はありません。
中小企業を中心に、もっと日本の素晴らしい製品やサービスを世界に売りだそうではありませんか!

そのプラットフォームはGoogleからみんなのビジネスオンラインというサービスが無料で提供されています。
どんどん活用して、世界をマーケットにしていきましょう。

特に中小企業の皆様にはご活用いただけますといいのではないかと思います。

使い方がわからない等、ご不明な点がありましたら、弊社へお問い合わせください。
ご相談に応じております。




2012年3月9日金曜日

ITに出来ること

今日は、本題から入ってしまいますが、ITが出来ることは本来「時間の短縮」です。

実は、これ以外ありません。

一番簡単な例をあげてみましょう。


電話もITのひとつですよね?

電話がなかった頃は、連絡をとりたい人のところへ行って、話をして、帰ってこなくてはいけませんでした。
それが、グラハム・ベルの発明によって、出かけなくても連絡が取れるようになったわけです。

これは革命的な出来事でした。

出かける、帰るという事をしなくてすむようになったからです。
これで時間を作ることに成功したわけです。


そもそも、ITとは時間を作り出す魔法だったはずです。


しかし、今のITの環境を見てみると、必ずしもそうなっていないのでは?と思ってしまいます。

どうやら、いつしかITとはオフィスコンピュータやパソコンを使って仕事をすることに置き換えられてしまったように思います。


あくまでも、ITは時間を作り出す道具です。

ここにスポットをあててIT環境を作らなければ、本末転倒になってします。

よくコンサルティングの現場で聞かれる事ですが、「会社で情報の共有をしようということになって、みんなExcelで資料を作るようになったのですが、Excelの資料を作るのに時間がかかってしまってみんなで残業することになりました。」なんて事が起きています。

本末転倒もいいところですよね?




実は、ITを使いこなす為には、最初にやらなければいけない事があります。
それは、ITを使うユーザーの熟成度のチェックです。

みんなが完璧にExcelを使いこなせるなら、別の事業展開を考えたほうがいいくらいです(笑)

ITを使いこなせない人が社内にどれだけいるかをきちんとモニタリングしている企業は少ないように思います。

IT経営を実現するには、まず、その人が使えるかどうか?から見なおしてみることが大事なのではないかと思います。

人が最初でITは後です。

そうしてこそ、初めて人材が人財へ変わってくれると弊職は信じています。

2012年3月8日木曜日

グローバルコミュニケーションに英語は必要?

最近、某大手日本法人が社内の公用語を英語にするとして話題になっていますね。

実際、本当にそうなのかと思ってサポートセンターに英語で電話をしてみました。
もちろん、僕の名前はおもいっきり日本人なんですけどね。

結論から書くと、電話口でEnglish speakerに変わられてしまいました(笑)
よくよく聞いてみたら、その法人が英語を話すのは部長クラスに義務付けられていて、その部長がいる会議では英語を使わないといけないそうです。

なので、末端はほとんど関係ないんだそうです。


さて、企業のグローバル化に英語は必須か?と問われると私自身はあまり必要ではないと考えています。

もちろん、英語が出来た方がいいわけですが、英語が出来ないメリットもあるからです。

弊職がコンサルさせていただいたある企業では、金型を作っておりまして、現在はベトナムで金型製造を行なっています。
もちろん、現地従業員に教えながら仕事を進める訳ですが、彼はボディーランゲージと日本語で作業工程の伝達をしています。

この方が、勘所がよく伝わるんだそうです。

なるほどと思いました。


製造業においては、その部品の名前が最初から英語であることが多く、そこの弊害はあまりありません。
問題は勘所と申しますか、キーになる場所を従業員は教えて欲しいと思っています。
本当モチベーションの高い現地従業員は日本語で聞いてくるそうです。


このやり方の方が日本の技術を肌で感じてくれてモチベーションも向上するそうです。



冒頭に書いた企業とは環境が違うので、そういったケースもありますよといったお話なのですが、実は英語には思わぬ落とし穴があります。

English speaker同士で何かの交渉をする場合、大抵の日本人はYES,NOをはっきりさせようとします。
しかし、実際の現場ではギリギリの表現が必要になったりします。相手の想像力をさぐりながらどこまで話をして、どのカードを切るかを考えながら交渉は進みます。

交渉の場で絶対にYesとNoを決めてはいけません。

議事録に書かれてしまったらずっとその条件で仕事をしなくてはいけなくなります。

ですから、例えばTOEICの点数が高いからと言って、その人が交渉の得点も高い訳ではありません。

空気を読むなんて言い方を良くしますが、やはり日本人はこの能力が世界的に見ても高いのではないかと思います。

英語が出来ないからって海外に出ていかない事は実にもったいない話だと思います。

これからの日本に必要なのは、コストで勝負するのではなく、日本のブランド力が必要だと思います。


高くても欲しいものを世界のマーケットに売る。


これに尽きるのではないでしょうか?

だとしたら、海外でも日本語で勝負すべきだと思うんですけどね。
その方が日本のブランド力が上がると思います。


せっかく携帯情報端末が沢山ありますから、ここに現地の翻訳ソフトを入れておけば、それで十分なのではないでしょうか?

ITを活用するだけで十分グローバル化に対応出来ると弊職は常々考えています。

2012年3月7日水曜日

時は金なり

今回はプロジェクトマネジメントにおける時間軸の考え方をご紹介します。

ビジネスにおいて、時間はとても大事な要素であることは誰もが認めるところだと思います。
しかし、実際は作業の遅れや納期に間に合わない等、目標にしていた時間に間に合わない事がよくあります。

この、時間が間に合わないという事の本質的な解決方をプロジェクトの管理者はあまり知らないように感じます。

通常、ガントチャートや進行表などでプロジェクトの管理をされていらっしゃる方がとても多いと思います。

私自身、プロジェクトの進行する現場で管理されている書類を拝見させていただくことが多いのですが、ほぼ100%の確率で一番大事な要素が抜けています。

それは、間に合わなかった時にどうするか?という要素です。





ここからは実際のマネジメントの進め方をご紹介いたします。

我が家では、いろいろな外部環境の変化に対応するため、家内や子供達と一緒に、家族という組織のプロジェクトマネジメントを行なっています。

現在、日本が置かれている環境は非常に不安定です。

  • 大地震が起きた時どうするのか?
  • 福島原発の事故が急激に進行したらどうするのか?
  • 円が暴落したらどうするのか?逆に高騰したら?


小さな家族という組織においてマネジメントを行うことで、私も家内も自分の仕事にフィードバックすることが出来るので大変有効だと考えています。

上記の対応は、我が家では全員がすべて決められた方法で同時に活動を開始することを決めています。(7歳の長女、4歳の次女、2歳の長男も含めてです)

つまり、最初から時間を貯金しておくわけです。
事が起きてからあたふたするのは愚の骨頂ですよね?


さて、我が家では、朝、私以外の全員が一斉に出かけます。
その時間はAM7:30と決められています。

これが間に合わない事が多いのです。
普通の家庭でも同じような事がよく起きていると思います。

おそらくほとんどの家庭では、誰かが遅刻して終わっているはずです。
そして、お母さんが「明日は早くしなさいよ!」なんて怒って終わっていることでしょう。

実にもったいないと思います。
せっかく失敗したのにその原因を探らないなんて。

我が家では、失敗があった時には、必ず原因をさぐるミーティングをします。


そして、ステップを決めて、マップに落とし込みます。

落とし込んだら、行動するステータスを決めます。


これが長女が書いた前日に行わなければいけないステータスです。



そして、これが朝、全員が行う事の進行表です。

なにか気が付きませんか?












「私がやること」の列に私は「ねている」と書いています。

これはプロジェクトを進める上で、実は非常に大事なファクターなのです。

つまり、プロジェクトが計画した通りに進まなかった場合に他に使えるリソースを最初に確保しておく事が重要なのです。


仕事においては納期は必達です。当然の事です。
おそらく、ほとんどの会社や組織では、社員に残業をさせてリカバーしているのではないかと思います。

これでは、プロジェクトを有効に進める事が出来なくなるでしょう。
そしてプロジェクトをまとめるマネージャーの信頼はどんどん下がっていくはずです。
残業を強いて、そのスタッフが倒れたらどうするのでしょうか?
間違いなくプロジェクトはストップせざるをえなくなることでしょう。


時は金なりです。

プロジェクトにおいては、時間を貯金する概念が非常に有効だと考えています。

2012年3月6日火曜日

営業マンはなぜ売れないのか?

先日、ある会社の営業マンから電話を頂戴いたしましたので、ご紹介します。
電話の内容は「社長の言うとおりに営業をしたら社内トップになれました」との事。

大変嬉しく思いました。

特に、報酬を頂いてやり方をお伝えしたわけではないので、ここに方法をご紹介いたします。

まず、環境要因の分析が必要です。
今の商材のほとんどがあまり差別化されていない商材です。

保険、金融、事務機器、その他のサービス等々。

結局、最終的には価格だけで購入者は判断せざるを得ません。


恥ずかしながら弊職も、とあるIT企業に勤務していた時に全国トップの営業マンになったことがあります。
しかも、入社して2ヶ月目でした。

では、具体的に何をしたか?

実は方法はとても簡単な事です。


「自分の会社の商品を購入することを客先でお断りするのです。」




おそらく、今、現場で営業活動をしている営業マンはビックリする事でしょう。
そして、会社でそんな事を言われたことは一度も無いはずです。

これは、ステークホルダーであるお客様の本当のニーズにお答えする為の一番の近道だと考えています。

さて、商材を選択する時に、お客様は何を持ってその商品を選ぶのでしょうか?


サービス内容?

性能?

価格?




残念ながら全部違います。

本当は、困っていることを解決して欲しいのです。

ですから、営業マンはその困っていることだけにフォーカスします。
自身の販売しなければいけない商材の話は二の次です。

その為には、購入者が本当に困っていることを聞き出す必要があります。

ですから、営業をするのではなく、お客様の困っている事を探る事に注力します。

なんでもいいのです。

時間をかけてお客様の困っている事を探します。
そして、それを解決するための方法を一緒に探します。

出来れば、解決して上げることが一番ですが、解決出来なくても構いません。

解決に導く為の方法やヒントを必ずその日のうちにお客様に渡します。


ただそれだけです。


最初に、環境要因のお話をしました。
今の商材は差別化されていないのです。もちろん多少は違いますが。

しかし、そんな小さい差で勝負して自分の商品を選んでもらえるでしょうか?

答えはNOです。

逆に考えると、そんな小さな差で他の商材を購入してしまうお客様は本当のお客様ではありません。

だって、競争相手が1円でも安かったらそっちを選ぶわけでしょう?
それはただの価格競争であって、営業マンの仕事では無いはずです。


なので、最初に断ってしまうのです。

「社長、お願いですからうちの商品はご購入しないでください」と。




おそらくお客様はびっくりされることでしょう。
僕自身、そういう営業マンに一度も出会ったことはありません。

こんな事を最初に言われたら「何か裏があるな?」と思われるでしょう。
これで第一段階は終わりです。

だって、お客様の印象に残る営業マンなのですから。

ここからは正直に自分の状況をお話すればいいのです。

例えば

「自分は売上が全然とれない営業マンなんです。でも売れない原因がどこかにあるんじゃないかと思っています。ウチの商品はお買い上げいただかなくて結構です。御社に通わせていただいて、自分の売れない原因を知りたいのですが、ご協力いただけないでしょうか?」

とか、逆に

「僕はもう会社のノルマは達成しちゃってるので、会社にいると他のやつのノルマもやってこいって上司に言われるんですよ。だから、週に一度、お伺いしてもいいですか?」

とか、お伝えします。

承諾していただいたらこっちのものです。

あとは、足しげく通ってください。
そして、問題を解決してさし上げてください。

その過程で、もし、競合の会社の商材をお客様が選択されたらどんどんオススメしてください。

ただし、最後にこうお伝えしてください。

「申し訳ありません。私の力不足もあるでしょうが、競合他社の製品をお買い上げいただいたら、もう私は御社にお伺いすることが出来なくなります。残念ですが、そちらの会社とお取引ください。私も他の会社にまた勉強しに行きます。」


ここからが営業マンの真価が問われます。


「えっ!それは困るよー」


とか


「そうなの?冷たいなー」


とか言っていただければほとんどクロージングは終わっています。


ダメ押しでここでも断ってください。


「いや、それは社長の判断ですから、申し訳無いですが、私の力不足でした。弊社の製品は買わないでください。」


ほぼ、100%ここで購入を決めてくださいます。

だだし、本当に購入者の為になっていたかが大事ですが。




すこし、奇抜な営業方法ですが、これで営業に困ることはありません。
時間が潰せて、本当の問題点を探り、自社にフィードバックして、自社製品のクオリティを向上させる事が出来るのですから。


実は、ここにご紹介させていただいたのには訳があります。

先日、僕と同じ営業方法をしていた方に初めてお会いしたのです。

彼は某大手IT企業の営業をしていて、僕と同じ方法を取っていたそうです。
そして、年間120億円を売上げて、ボーナスは数億円もらっていたそうです。

本人曰く「当時は楽しくて仕方なかったよ」との事。
全く同感です。


ご興味があればどうぞこちらからお問合せください。
4時間程度の研修で営業のポイントをお伝えできます。


この激動の時代、一緒に乗り切ってまいりましょう。



追伸

私は忙しいので、普通の営業研修なら他の研修会社にお願いしてください(笑)



2012年3月5日月曜日

農商工連携人材育成研修に参加しました

さる、3月3日に農商工連携人材育成研修の今期発表会に参加してきました。

参加者は20名ほど。

参加者の皆さんはモチベーションも高く、農商工連携をはかる人材育成研修としては、最高のものになったのではないかと思います。

「農商工連携人材育成研修」とは、農業、商業、工業をITで結ぶことによって、今までにはない、新しい価値を生み出す試みです。

弊職は昨年から参画させていただいております。

このプロジェクトは大変有意義な試みで、信州大学、筑波大学の協力を得ながら、新しい農商工の取り組みを行なっています。

この日は、今年度の発表会。

恥ずかしながら弊職もビジネスプランを発表させて頂きました。

弊職の推進する農商工連携のビジネスモデルは今年4月から推進して参ります。

詳細はこのブログでもお伝えして参ります。

BLOG始めました

さすがに今更な感じもいたしますが、無料で情報発信することで、中小企業の経営者様に少しでもお役に立ちたいとの思いから、IT経営のツボになるネタをどんどんご紹介してまいります。

今後共、よろしくお願い致します。