ビジネスにおいて、時間はとても大事な要素であることは誰もが認めるところだと思います。
しかし、実際は作業の遅れや納期に間に合わない等、目標にしていた時間に間に合わない事がよくあります。
この、時間が間に合わないという事の本質的な解決方をプロジェクトの管理者はあまり知らないように感じます。
通常、ガントチャートや進行表などでプロジェクトの管理をされていらっしゃる方がとても多いと思います。
私自身、プロジェクトの進行する現場で管理されている書類を拝見させていただくことが多いのですが、ほぼ100%の確率で一番大事な要素が抜けています。
それは、間に合わなかった時にどうするか?という要素です。
ここからは実際のマネジメントの進め方をご紹介いたします。
我が家では、いろいろな外部環境の変化に対応するため、家内や子供達と一緒に、家族という組織のプロジェクトマネジメントを行なっています。
現在、日本が置かれている環境は非常に不安定です。
- 大地震が起きた時どうするのか?
- 福島原発の事故が急激に進行したらどうするのか?
- 円が暴落したらどうするのか?逆に高騰したら?
小さな家族という組織においてマネジメントを行うことで、私も家内も自分の仕事にフィードバックすることが出来るので大変有効だと考えています。
上記の対応は、我が家では全員がすべて決められた方法で同時に活動を開始することを決めています。(7歳の長女、4歳の次女、2歳の長男も含めてです)
つまり、最初から時間を貯金しておくわけです。
事が起きてからあたふたするのは愚の骨頂ですよね?
さて、我が家では、朝、私以外の全員が一斉に出かけます。
その時間はAM7:30と決められています。
これが間に合わない事が多いのです。
普通の家庭でも同じような事がよく起きていると思います。
おそらくほとんどの家庭では、誰かが遅刻して終わっているはずです。
そして、お母さんが「明日は早くしなさいよ!」なんて怒って終わっていることでしょう。
実にもったいないと思います。
せっかく失敗したのにその原因を探らないなんて。
我が家では、失敗があった時には、必ず原因をさぐるミーティングをします。
そして、ステップを決めて、マップに落とし込みます。
落とし込んだら、行動するステータスを決めます。
これが長女が書いた前日に行わなければいけないステータスです。
そして、これが朝、全員が行う事の進行表です。
なにか気が付きませんか?
「私がやること」の列に私は「ねている」と書いています。
これはプロジェクトを進める上で、実は非常に大事なファクターなのです。
つまり、プロジェクトが計画した通りに進まなかった場合に他に使えるリソースを最初に確保しておく事が重要なのです。
仕事においては納期は必達です。当然の事です。
おそらく、ほとんどの会社や組織では、社員に残業をさせてリカバーしているのではないかと思います。
これでは、プロジェクトを有効に進める事が出来なくなるでしょう。
そしてプロジェクトをまとめるマネージャーの信頼はどんどん下がっていくはずです。
残業を強いて、そのスタッフが倒れたらどうするのでしょうか?
間違いなくプロジェクトはストップせざるをえなくなることでしょう。
時は金なりです。
プロジェクトにおいては、時間を貯金する概念が非常に有効だと考えています。
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