2012年3月9日金曜日

ITに出来ること

今日は、本題から入ってしまいますが、ITが出来ることは本来「時間の短縮」です。

実は、これ以外ありません。

一番簡単な例をあげてみましょう。


電話もITのひとつですよね?

電話がなかった頃は、連絡をとりたい人のところへ行って、話をして、帰ってこなくてはいけませんでした。
それが、グラハム・ベルの発明によって、出かけなくても連絡が取れるようになったわけです。

これは革命的な出来事でした。

出かける、帰るという事をしなくてすむようになったからです。
これで時間を作ることに成功したわけです。


そもそも、ITとは時間を作り出す魔法だったはずです。


しかし、今のITの環境を見てみると、必ずしもそうなっていないのでは?と思ってしまいます。

どうやら、いつしかITとはオフィスコンピュータやパソコンを使って仕事をすることに置き換えられてしまったように思います。


あくまでも、ITは時間を作り出す道具です。

ここにスポットをあててIT環境を作らなければ、本末転倒になってします。

よくコンサルティングの現場で聞かれる事ですが、「会社で情報の共有をしようということになって、みんなExcelで資料を作るようになったのですが、Excelの資料を作るのに時間がかかってしまってみんなで残業することになりました。」なんて事が起きています。

本末転倒もいいところですよね?




実は、ITを使いこなす為には、最初にやらなければいけない事があります。
それは、ITを使うユーザーの熟成度のチェックです。

みんなが完璧にExcelを使いこなせるなら、別の事業展開を考えたほうがいいくらいです(笑)

ITを使いこなせない人が社内にどれだけいるかをきちんとモニタリングしている企業は少ないように思います。

IT経営を実現するには、まず、その人が使えるかどうか?から見なおしてみることが大事なのではないかと思います。

人が最初でITは後です。

そうしてこそ、初めて人材が人財へ変わってくれると弊職は信じています。

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