2012年5月21日月曜日

非労働者と労働者

先日、あるイベントでちょっと気になる意見を耳にして、考えさせられた。

「労働を放棄して働かないでいるのは甘えであって、働きたいのに働けないのとは違うと思います。」

本当にそうであろうか?

弊職にとってはどちらも「甘え」であって、両者に差はないと考えている。
むしろ、「働かない」という意思表示をしている方が甘えていないとさえ感じる。

働く場がないから働けないということの方が甘えのような気がする。
働く場所を自分達で作り出すことが出来ないから働かない訳で、最初からリスクテイクする気はないという訳だ。

働かないと決めて無収入というリスクをテイクしている方がいいような気がする。

昨今の情勢では「働きたくても働く場所がない」という声はよく聞く意見である。

しかし、よくヒアリングしてみると「自分はリスクテイクしないけど労働環境は提供して欲しい」と声高に言われている気がする。

経営者として感じるのは、税制の不可思議な所と、社会保障制度の理不尽さである。

健康保険にせよ年金制度にせよ、きちんと機能しているとは思えない。企業負担が大きすぎるのである。
さらに「仕事が自分に合わないからやめる」なんて話はザラにある。

ざっくりで申し訳ないのですが、一人雇用して、社会保障制度をきちんとやれば手取り20万円の人を雇用するには企業側は60万円位かかる。

中小企業の小さい方の企業にとっては非常に大きい負担である。さらに今時、求人なんかしたら平気で2~300人の人がやってくる。

これだけで小さな企業には負担が大きい。
正直、面接だってヤル気が失せる。

大企業の人事担当の方は本当に尊敬する。
弊職には絶対できない。


就活生の就職率もよく話題になるが、ほとんどが大企業志向で日本の企業のたった数パーセントの所にみんなが一斉に行くわけだから就職できないのも当たり前だと感じる。

弊職は、最初から成功している企業に行っても人間的な成長はあまり出来ないと思っている。
むしろリスクの方が高いだろうとさえ感じる。

小さい企業に就職して、自分の可能性にかけてみた方が人生としては面白いと感じるのだが、いかがだろうか?

労働の対価はお金だけな人はパソコンの前で株式投資やFXでもやっていたほうがいいと思う。
源泉はパチンコか競馬で一回勝てば十分だ(笑)

勝ち方を知らない人は教えますよ(笑)

今、働いている人も働いていない人も、今一度、自身の労働について検証してみては?と思う。


弊社は3期連続の赤字経営の零細企業である。
しかし、海外の投資家からは高い評価を得られる。

「素晴らしいリスクヘッジだ」と。

スキームを説明した時に「昨今の世界情勢を考えたら最高にディフェンシブ。まるでバルサのようだ。」さえ言われたことがある。

弊社の銀行からの借入は現時点で5万円しかない。

弊職は銀行から評価を得ることよりも投資家から評価されることを選んだ。
つまりリスクテイクしたわけだ。

その代わり、しっかりしたビジネスモデルに対しては、すぐに投資してもらえる。
銀行より早くだ。

日本の護送船団方式でやってきた銀行には、すでに国際競争力なんてない。
強い円に支えられているだけだ。逆に円安になったら総崩れになるのではないだろうかと不安になる。


起業家はリスクテイクしているのだから、労働者もリスクテイクした方がドラマティックで素晴らしい人生になると思う。

それには企業するしかないのもまた事実なのですけどね。


何かのヒントになれば幸いです。
今日も最後までお読み頂きましてありがとうございました。

2012年5月17日木曜日

“ちいさな企業”未来会議 報告

5月16日に開かれました“ちいさな企業”未来会議に参加させて頂きました。
今回はものすごくレベルの高い議論が展開されていて目の覚める思いで拝聴させて頂きました。
ご参加された皆様にはこの場をお借りして御礼申し上げます次第です。

第3回 “ちいさな企業”未来会議

今回は、女性経営者の皆様が多数ご発言をされていて、大変勉強になりました。
さらに、地方で起きている様々な問題に直面することが出来ました。

弊職が掴んだポイントを列挙してみます。

  • 地方の商店街は壊滅的な場所と非常に上手く行っている場所と2極化している。
  • 女性が働ける環境整備が進んでいない為、様々な弊害が出ている。
  • 経営者の勉強が圧倒的に足りない。
  • 若者の就職離れが起きている。
  • 若者のやる気が無い。
  • ベンチャーを育てる税制があるものの十分ではない。
  • 地域の産業ネットワークの崩壊が進んでいる。

こんなところでしょうか?


今回、重要だと感じたのは「若者にやる気がない」と考えているのはおじさん達で、そのおじさん達を「若者は信頼していない」点です。

問題はここにあるのではないかと感じた次第。


おじさん達→「俺達が若い時はみんなで寝る間も惜しんでがむしゃらに頑張ったんだ!最近の若い奴はなっとらん!」

若者達→「それをやれって言われたって、もっと効率的にやればいいのに何で時間かかることばっかやってんの?ネットで調べりゃいいじゃん!おっさんイミフだし」


ちょっと違うかも知れませんが、大体こんな感じではないでしょうか?


これはいつの時代もそうなのだと思いますが、外部環境の変化が恐ろしいスピードで変化する現代において、改革、改善のスピードはそれに追従して行かなければいけません。

そのスピード感が全然違うのですから、両者相容れるはずがありません。

結局は世代間のコニュニケーションや連携がうまく出来ずに、小さな組織においては歪が顕著に発現しやすいのではないかと感じます。

実際、弊職の周りの若者(2,30代)はものすごく元気ですし、めちゃくちゃパワフルな人が多いです。40代のオッサンとしては「彼らに負けてなるものか!」といろいろ頑張れるし、ものすごく大きなモチベーションをもらったりしています。


次に女性経営者や女性従業員の問題。


これはものすごく根が深く、超えなければいけない問題が山積しています。
特に出産から復職に至るまでの時間や費用の問題が多く、ここの手厚い保護政策は喫緊の課題といえるでしょう。

今の中小企業には、彼女たちを復職させるような企業体力は持ちあわせていません。

これは、企業にとっても個人にとっても大変残念な結果を生んでいます。
実際に経済的な損失を計算したら、結構とんでもない数字が出てきそうです。

しいてはそれが遠因の一つとなって少子高齢化が進んでいます。

悪循環に陥っています。


おそらく大事なポイント


  1. 経営者は財務会計から最新の経営手法について継続的、かつより深く学ぶ必要がある。
  2. コミニュケーションの方法について、しっかりと経営者が取り組むべきである。
  3. 女性の保護については、環境整備も含めた手厚い保護政策と意識改革が必要である。

これだけでも、小さな企業は大分良い方向に変革出来るのではないかと思います。


何かのヒントになれば幸いです。
本日も最後までお読み頂きましてありがとうございました。

2012年5月16日水曜日

「バーチャルリアリティー」を体験しよう!

5月14日夕刻より開催された「バーチャルリアリティー」を体験しよう!勉強会に参加させて頂きました。

お誘いを賜りましたファーイーストコンサルテイング 代表取締役 山口 巌先生にはこの場をお借りして御礼申し上げます次第です。

また、貴重な場所をご提供頂きました東京大学 玉井 克哉教授と素晴らしいプレゼンテーションを行なって頂きました株式会社テンクー 西村邦裕社長には大変感謝しております。
重ねて御礼申し上げます。

「バーチャルリアリティー」を体験しよう!

さて、難しい話は置いておくとして、バーチャルリアリティなんて世界ではなく、もうすぐそこにある未来を体感することができました。

人間の五感すべてをコンピュータで現実空間に存在させるという最先端技術。
さらにその技術を表面に出さない工夫。

弊職、単純にアドレナリンが出まくりでした(笑)

これはどんどん世界に出して行かなければいけない技術だと痛感した次第。
そして、この基礎となる研究にはどんどん開発費を投じて、ブラッシュアップをして行かなければ明るい日本の未来は作れないと思いました。

継続的投資なくしては新しいマーケットは構築できませんからね。

早速、その場でビジネスモデルを考えましたが、さすが凡人なので6パターン止まりでした。
その先は3パターンを同時に考えるのが精一杯でしたが、明るい未来を感じたのは間違いありません。

詳細は企業秘密です(笑)

一番魅力的に感じたのは、現実空間に仮想空間を持って来ることが出来るというポイントで、これまでのプレゼンテーションの方法が一気に変わる可能性があります。

せいぜい、動画止まりだったプレゼンテーションの手法から現実空間上に仮想空間を持ってくる事が出来るという事だけで魅力的です。

平面のプレゼンテーションから現実世界を可視化出来る技術は人間の五感すべてに訴える事できるだけでも、将来の大きなインカムを予感させるに十分でしょう。

誰でも簡単に感動空間が作れる。

これが一番のポイントなのかも知れません。
もったいないので早速行動します。


行動こそ真実ですね。

何かのヒントになれば幸いです。
今日も最後までお読み頂きましてありがとうございました。

2012年5月15日火曜日

箱舟に積むモノ

というイベントに参加させて頂きました。

テーマは「日本の就労問題、<これからの生き方>国内支援・海外支援」


と言うことで、アツいトークショーでした。


まさにこれは今の日本が抱える大きな問題。


弊職はカチコミ大好きということもあって、最初からトークに参加させていただき、貴重な時間を共有させて頂きました。


沢山のご縁を賜りましたこと、幸甚の次第でした。
この場をお借りしまして御礼申し上げる次第です。


司会の矢野デイビットさんと北川義樹さん

さて、当日は参加者全員が自分の立場で問題を考え、議論をする場という事でとても有意義な場所だったと思います。


様々な角度から、沢山の意見が出てきて、沢山の気付きがありました。

  • なぜ、働かないといけないの?
  • 社会って何?
  • 男性の負担と女性の負担
  • ホームレス問題
  • 無職として生きる
  • 夢って何?
  • 出来る人と出来ない人がいるけど、出来ない人はどうすればいいの?

こんな感じの疑問や質問が出てきたように思います。

経営者視点で考えると、どれも特に悩むようなことではないのですが、やはり20代、30代にとって、将来への不安が重く圧し掛かっている現実を見た気がしました。

これは幣職の仮定ですが、現在の日本(世界的にも)視点がお金にフォーカスされすぎている事が、そもそもの問題なのではないかと思いました。

会社は、人、物、金の3要素で構成されるものです。

ところが、最近の風潮として(人も企業も)お金にフォーカスされすぎていて、即物的なものを求めているような気がしてなりません。

単純な話ですが、目標となる売上があったとして、それが達成された時「なぜ成功したのか?」という点を検証している企業や個人は少ないように思います。

成功は時の利、人の利、地の利の3要素があって初めて成功すると考えています。

そして、ここにITコーディネータのプロセスガイドラインの定義を持ってくると、6Cの視点で見ることが大切です。

  1. 顧客
  2. 競争相手
  3. 企業
  4. 社会的責任
  5. 企業の独自能力
  6. 個人能力

最後の個人能力がないと企業は存在すら出来ませんから、一番大切なのですが、組織として考えた場合、10人が10人フルパワーでがんばってくれるなんて事は絶対にありえません。

良くて1人か2人でしょう。

残りの8,9人を今までの右肩上がりモデルでは企業が持っていられたものが、単純に今は難しくなったのではないかと思量します。


そうだとすれば、仕事をする場所があればいいだけで、企業は従業員の生活なんか担保する必要がないんじゃないかと思います。

企業は企業の甘えがあって、個人は個人の甘えがあって、うまく機能しなくなっているだけでは?と思います。

日本には、かつて「丁稚奉公」という仕組がありました。

逆に今だからこそ、最低賃金なんて幻想は綺麗さっぱり忘れて、場所さえあれば十分なんじゃないかと思っています。



何かのヒントになれば幸いです。
今日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

2012年5月9日水曜日

自殺する若者急増

まずは、いきなり引用します。

 就職活動の失敗を苦に自殺する10~20歳代の若者が、急増している。
 2007年から自殺原因を分析する警察庁によると、昨年は大学生など150人が就活の悩みで自殺しており、07年の2・5倍に増えた。
 警察庁は、06年の自殺対策基本法施行を受け、翌07年から自殺者の原因を遺書や生前のメモなどから詳しく分析。10~20歳代の自殺者で就活が原因と見なされたケースは、07年は60人だったが、08年には91人に急増。毎年、男性が8~9割を占め、昨年は、特に学生が52人と07年の3・2倍に増えた。
 背景には雇用情勢の悪化がある。厚生労働省によると、大学生の就職率は08年4月には96・9%。同9月のリーマンショックを経て、翌09年4月には95・7%へ低下。東日本大震災の影響を受けた昨年4月、過去最低の91・0%へ落ち込んだ。
実に残念な事です。
仕事がないからと言って自殺してしまうのは悲しい現実です。

「自殺するぐらいなら死ぬ気でやれば色々できるのに」とは思いますが、人間眼前が真っ暗になるとそれだけで自殺してしまうのかもしれません。

自殺したくなるぐらい辛いことがあっても、視点を少し変えるだけで、それはものすごく強みになることを知ってほしいです。

就職は出来なくても、好きな事ぐらいはやれるかもしれませんし、何もやらない時間を作るだけで次のステップが見えてくることだってあります。

人生は実にチャンスに満ちています。

もし、あなたが自殺したいと考えているなら弊職の携帯までご連絡ください。

止めはしませんが、違う空気はご提供できますから。

2012年5月3日木曜日

商い

商いは「あきない」と読みます。
つまり「飽きない」事をしなければいけないんですよね。

弊職は、自らの価値の筆頭に「誠実」という事を設定しています。

実際、経営者として、お金ではなく、お客様を始め、弊職に関わる全てのステークホルダーに必ずメリットを感じていただけるように考え、売上は最後に考えるようになりました。

すると、今まで売上だけに着眼していた時より、仕事が増えました。

「飽きないことを商いにする」

会社経営は人、物、金の3要素が必要です。
自戒の念も込めて書きますが、どうも今の経営者はカネだけに着眼しているような気がします。

最後に弊職がお世話になっております、心学者「円 純庵」先生のブログから引用させて頂きます。

純庵先生 日本橋きもの倶楽部にて



商売。

商売にも素質はある。

得手な人間、不得手な人間それぞれいる。

不得手な人間ほど余計な事をしたがる。

商いは単純且つ明確にすることが肝要。

決して小技を使わず、人道に則した商法でなければ、

周りから信頼されない。

自分だけ、自社だけ儲けようとする心が、

最も商い下手である。



忘れてはいけない大事な事だと思います。

今日も何かのヒントになれば幸いです。
ご縁に感謝を込めて。

最後までお読み頂きましてありがとうございました。

2012年5月1日火曜日

マレーシアビジネス報告

久しぶりの更新になってしまいました。
深くお詫び申し上げます。

さて、前回もご報告しましたODAの件ですが、今回の政策にマレーシアは含まれていません。
しかし、それに伴う大きなメリットもございます。

弊職が実際にマレーシアのペナン島に出向いて参りましたので今回はご報告をさせて頂きます。

ペナン島の朝

弊社はマレーシアのペナン州に駐在員事務所を構え、日本の小さな企業の海外進出のお手伝いをさせて頂くことになっております。

まずは1年の間、海外進出をされる中小企業支援をさせていただきたく考えております。

では、なぜマレーシアなのでしょうか?

実はここに大きな戦略的意図があります。

まず、第一にマレーシアは多民族、多宗教、多言語国家です。
つまりあらゆる方面に対して販路拡大の拠点としやすいのです。

マレーシアというと、クアラルンプールがあります。
ほとんどの方がクアラルンプールを選択されますが、中小企業にとっては結構ハードルが高いのも事実です。

まず、滞在費や実際に事務所を構える費用ですが、ざっくりした費用で考えると、ペナン島ならクアラルンプールの半分ですみます。

実際の金額で言うと、クアラルンプールでは大体4~50万円ぐらいかかる所が、ペナン島なら2~35万ぐらいで可能です。

東京と大阪を比較してみて欲しいのですが、こんな費用の差は出ません。

実はここにペナン島のメリットが隠されています。

ペナン島は世界遺産に登録されている観光地です。
ですが、ビジネスをするにもいい環境が整っています。
下記に列挙していきたいと思います。



  1. ビジネスに使えるオフィス群が相当数空いている。
  2. 車でタイ国境まで2時間ほどで行ける。(陸路がある)
  3. 優れたIT環境がすでにある。
  4. 気候が過ごしやすい。
  5. ストレス解消の場所がすぐそばにある。(別に変なお店の事ではないですよw)
  6. 人件費が安い。
  7. 英語にみんな慣れている

こんな所でしょうか?

クアラルンプールは最初からビジネスを想定しているので大企業が大きな資本を投入して、足早にビジネスを進めるにはいい拠点ですが、中小企業はそうは行きません。

そこで、ペナン島で最初のステップを踏んで、小さな成功体験をすることが大切だと考えます。

勿論、いきなりベトナムやタイやミャンマー、インドネシアでもいいのですが、世界市場を相手にすることを考えると、中国語、英語、韓国語、程度は突然必要になります。

これは普通は実にコストが掛かるのですが、ペナン島なら結構簡単に優秀な人材が集まります。

なぜなら、世界遺産という環境に住んでいる人達なので、相手がどんな言語を使おうが全くひるむことがありません。

そして、彼ら一流のネットワークを駆使してその言語を使える人がすぐに出てきます。
出てきてくれたら現地で即採用すればいいのです。

これから海外進出を検討されている中小企業の方にとって、こういった国際感覚を身につけるのにはとてもいい環境が整っているのです。

まさに中小企業向きな環境です。

そして、週末にはこんな所で休めばいいのです。

市街地から数分でこんな場所があります

買い物だって東京と変わりません。しかも安い!



世界市場を目指して外貨を稼ぐなら、いい場所で準備運動をして、その後に大きく展開すればリスクも回避できます。



もっと簡単に申し上げましょう。

ちょっと贅沢にビジネスごっこを世界遺産でやってみると考えてみてはいかがでしょうか?



今の閉塞された日本の環境からちょっと離れて、世界的な視野でビジネスを考えてみる
このぐらいのスタンスでいいのではないでしょうか?

あまり難しく考えても仕方ありませんし、最初の一歩が肝心です。

どうぞ世界に目を向けて海外戦略をたててみてはいかがでしょうか?
せっかくITが発達し、LCCも増えてきました。

東京、大阪間(新幹線指定席)より、羽田、ペナン間(LCC)の方が安いのです。

凝り固まった頭をほぐしつつ、世界戦略を練るには最適かと思います。

弊社では、現地での宿泊先をはじめ、弁護士、会計士、税理士、移動の手配など、ワンストップサービスでお手伝いさせていただく環境を整えております。

どうぞお気軽にこちらからお問い合わせください。
下手なツアー会社より余程ローカル情報は強いですよ(笑)

単純にペナン島に旅行したい方も是非お問い合わせください。無料で手配させて頂きます。

東京に負けないおしゃれなカフェ

※被災地の方の無料避難パッケージもご用意しております。どうぞ遠慮なくお問い合わせ下さい。


お役にたてれば幸いです。
本日も最後までお読み頂きましてありがとうございました。







2012年4月19日木曜日

いざマレーシアへ

明日はマレーシアへ飛びます。

弊社国際化の第一歩です。

弊社では、マレーシア国ペナン州に駐在員事務所を構え、あらゆる業種に対する日本企業のグローバル化を強力にサポートします。

駐在員事務所はビジネスをしては(利益を上げては)いけないので、本当に小さな第一歩になりますが、ここを拠点として、現地法人を立ち上げ、ビジネス展開をしてまいります。

なぜ、マレーシアなのか?という所に疑問を持たれる方がいらっしゃると思いますので、メリットを列挙してみたいと思います。


  1. なんといっても物価が安い。日本の1/3ぐらいです。
  2. よって人件費も安い。
  3. あらゆる文化、宗教、人種の集合体である事で、グローバルマーケットにリーチしやすい。
  4. 日本の保険証がそのまま使える。しかも、日本より高度な医療体制が確立している。
  5. ペナン島は世界遺産。世界遺産に住めるなんて素晴らしい。
  6. 気候が温暖。雨季もあまりない。
  7. 世界中から人が集まる。
  8. 優れたIT環境。日本より全然進んでいます。

こんな感じでしょうか?

とにかく、日本企業が進出してグローバルマーケットに進出する足がかりを作るには最高の環境です。
更に、あらゆる言語が使われていますから、ほぼどこの国に対してもリーチ出来る環境が整っています。

現在、ペナン州には150社あまりの日本企業が進出しています。
そして、タイにも陸続きでトラフィックが可能です。

つまり、国際的なサプライチェーンの一部に参入するために、安いコストでお試し海外進出が出来るのです。

さらに追い風があります。

DBJと双日が地方中堅・中小企業のアジア進出支援で協力
~アジアの成長を地方銀行向けに情報提供~



 株式会社日本政策投資銀行(本店:東京都千代田区、代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)と、双日株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐藤 洋二、以下「双日」という。)は、「DBJアジア金融支援センター」のサービス業務を通じて、日系企業のアジア進出支援を共同にて進めることで提携しました。

 DBJは、2011年6月に「DBJアジア金融支援センター」を設立し、現在加盟する63行の地方銀行を通じた、地方中堅・中小企業のアジア進出支援のため、コンサルティングや情報提供サービスを開始しています。双日は、インドネシア、ベトナム、インドでの工業団地開発を行っており、これら工業団地への進出企業を中心に、実務に即した現地での企業設立、事務所斡旋・工場建設、設備調達・据付、各種許認可など、進出企業にとって負担が大きく煩雑な申請・手続に対する一貫した支援サービスを展開しています。

 今回の両社の提携により、地方中堅・中小企業は、地方銀行を通じて、よりきめ細かく、かつ、対象地域の金融情報や金融制度、税制や会計制度などの情報も強化された、より実務的な支援サービスに、アクセスすることが可能になります。DBJと双日はこれらアジア新興諸国において、地方銀行、地方中堅・中小企業の情報ニーズへの対応、また日系企業を中心とするアジアへの企業進出支援を強化します。
※日経プレスリリースより引用 

ここにマレーシアは入っていません。
なぜかというと、双日がインフラを持っていないのです。
逆に言うと、これからインフラが出来るので行ったもん勝ちなエリアなのです。

双日が狙っているのは中小企業のなかでも比較的大きい企業です。
弊社がお手伝いさせていただくのは中小企業の小さい方の企業です。

良い天候のなかで、仕事が出来て、無駄に残業もせず、楽しい暮らしが出来るだけでよっぽど裕福な暮らしができます。

いずれにせよ、株式会社日本政策投資銀行から海外への直接融資が出来るようになった今がチャンスです。


グローバルマーケットに乗り出す為に、最適な環境が整っています。


ご興味がございましたら弊社お問い合わせよりご連絡いただければ幸いです。
ご相談は無料ですので遠慮なくご連絡ください。


何かのヒントになれば幸いです。
今日も最後までお読み頂きましてありがとうございました。

2012年4月17日火曜日

IT経営なんてしなくてもいい

今回はいきなり意味不明なタイトルですが。。。

「IT経営」なんて偉そうな事をこのブログでも発信させていただいていますが、正直、IT経営なんて最初から考えなくてもいいんですよね。


「コンピュータ苦手だから」


「そういう事は部下に任せているから」

そうおっしゃる経営者が実に多いんです。
経営者ばかりではありません。

先日も都内で開かれた勉強会でお会いした大学教授は「そういうの全然ダメだから」といとも簡単におっしゃっていました。

正直、びっくりしました。

「あのー、電話もITの一種なんですけどー」っていうのが弊職の正直な感想。

何も最初から「◯◯システムを導入してソリューションの解決をしますっ!」なんてことはありえませんから(笑)

それは騙されたと思っていただいてほぼOKです。
何故なら、それで実際に成功をおさめている会社はほとんど存在しませんから。

もっと言うと、弊職も騙していた方ですから。。。



今や、ITのプラットフォームはSaasをはじめとしたクラウドサービス等、ほとんどがNET上で簡単に導入出来るようになっています。

今までのやり方でやっていただいて全然OKなんです。

ただ「それだともったいないですよ?」って事なんです。


もう、既に国境は無いに等しく、情報が世界中を駆けまわり、欲しい情報はすぐに手に入れられる世の中です。

物流も随分と変わりました。
金融もしかりです。



国内が不況だから先が無いのでしょうか?


少子化になるからマーケットが縮小するのでしょうか?


答えはNOです。

なにも国内のサービスだけを使う必要はないですから、どんどん導入していったほうが、結果として経営が楽になります。


IT経営=パソコンを使うこと   ×


IT経営=時間を創出すること  ◯


というわけです。



非常に分かりやすい例を挙げてみましょう。

弊職の次女(4歳)はスマートフォンもパソコンも使いこなします。
音声検索で自分が見たい動画を見つけて、勝手に見ています。

これ、特にこっちが教えた訳ではありません。
弊職が使っているのを横から見ていて勝手に覚えたのです。

キーボードなんて勿論使えません。
でも、天気はどこを見ればいいのかが分かっているので勝手に調べます。

「パパ~、明日雨だから傘持っていったほうがいいよ。」なんて普通に言ってきます。

彼女は自分では意識せずに時間に縛られる事を放棄しています。
何故なら、自分に必要な情報を好きな時間に行なっているわけですから。

4歳の女の子が普通にITに接し、情報を好きな時に取り出しています。
そして約束している夜10時までにはきちんと寝ます。

勝手にパソコンを覚える子供達
さすがに怖いので今は一人一台体勢です(笑)



子供ネタでもうひとつ

自宅事務所のすぐ前に公園があるのですが、先日、おそろしい光景を目にしました。

子供達が遊んでいるのは「カンケリ」です。

ただ見ていると普通に声を出して、楽しそうにカンケリをしています。
ところが、しばらくすると全く無言のまま、沢山の子供達が一斉に多方向から缶を蹴りに飛び出してきたのです。

彼らの手にはNINTENDO DSがありました。

もう彼らはチャットで情報を交換しながら戦術を互いに相談し、声を出すべき時は声を出し、無言が必要な時はDSを使う訳です。


いいですか?


子供達ですらITを活用しているんです。

逆に言えば、大人がITを使わない事はありえないのです。


実にもったいなさすぎる。


是非、中小零細企業(弊社もそうですが)におかれましては、効果的にIT活用をされることをオススメします。

「でも、どうしていいかわからない」とおっしゃる方は是非お近くのITコーディネータにご相談ください。
必ず、親身になって相談にのってくれるはずです。

是非とも効果的にご活用ください。
そして、どんどんいじめてあげてください。

その方がITコーディネータ冥利に尽きるってもんです(笑)

なにかのヒントになれば幸いです。
今日も最後までお読み頂きましてありがとうございました。

2012年4月16日月曜日

薩長同盟の時代

時は幕末。

薩摩藩と長州藩は敵対しながらも、薩長同盟を結び、倒幕を共に勝ち取り、日本国の礎を築いた訳ですが、現在もそんな時代になっているのではないと思います。

今日の敵は明日の友ではないですが、実際、そうしないと日本が沈んでしまいそうです。



弊職は、このブログで「戦略的」ということをとても強調していますが、実はここでは「ヒント」しかご提供させていただいておりません。

何故か?

それは、戦略こそ他人に知られてはいけない企業秘密(軍事機密?)なわけで、出来るだけご経営者様におかれましては戦略的な経営をされることをオススメいたします。

弊職が目指しているのは引退です。ITCガイドラインで言うとKGI(キーゴールインジケーター)です。
経営者としてのファイナルKGIです。

ただし、そこで終わりではありませんよ。
その先には「投資家」という新たなステージが用意されています。

弊職、40歳台になったばかりですが、引退を目指しています。その為の戦略を立案し行動しています。
ほとんどの経営者が間違えているのは戦略と戦術の取り違いです。

弊職の定義は下記4つ



  1. 戦略立案
  2. 複数の作戦立案
  3. 多数の戦術の水平展開
  4. 戦闘

この4つです。

これを明確に定義出来る経営者は確実に成功できます。100%です。
これが出来ない経営者が多いんですよね(って過去の自分に言っていますけどw)

話を元に戻します。

最終的に幕末の薩長同盟は日本全体のイノベーションに成功しました。
何故なら、外国という新たな敵が共通の認識となり、戦略的な方向性が一致したからではないでしょうか?

勿論、そこでは沢山の血が流れたわけではありますが。。。


今の日本に必要な事は、過去の成功体験から導き出される戦術ではなく、戦略的経営が必要と思量する次第です。

経営者に求められるのは「掛け算」。
投資家に求められるのは「二乗倍」です。

数学的に考察すると二乗倍から掛け算を導き出す為(逆算)には偏微分方程式が必要になりますよね?

こう書いてしまうと突然難しくなってくるので割愛しますが、戦略立案が一番大事ってところを是非意識してみてください。


せっかくなのでご紹介いたしますが、弊職と同じような事を考えていらっしゃる方を見つけましたので、ここもご参考にしていただけると分かりやすいかと存じます。

明日もどうなるかわからない激動の時代です。
日本の経営者が沈んだら日本は確実に瓦解します。

幕末の薩長同盟のように、闘いつつも大きな目標に向かって共に進んでいければ幸甚でございます。

何かのヒントになれば幸いです。
今日も最後までお読み頂きましてありがとうございました。

※薩長同盟最高!みたいな書き方をしていますが、弊職は倒幕された方の会津藩北方出身です(笑)






2012年4月15日日曜日

知と知識

まずはお詫びです。
弊職、営業日にはブログを更新すると決めているのですが、出来ませんでした。

一応、言い訳じみた事を書いておくと福島原発事故の進行に変化があったからです。
外部環境が刻々と変化する状況において、予め貯金しておいた時間を先に使うのが弊職の戦略。

経営者は特に常日頃から外部環境のモニタリングが必要ですね。

別に避難を強要しているわけではないのですが、こことかここをご参照いただいて、今、何が起きているのかを考えて行動しなければいけません。

ご判断はご自身で行なってください。

もし、避難をご検討されていらっしゃる方はお問い合わせいただければ無料で対応させていただいております。
どうぞご遠慮なくお問い合わせくださいませ。


さて、閑話休題。


本日のテーマ。
知と知識です。

先日より、橋下大阪市長と池田信夫氏を始めとした自称評論家の皆さんがTwitter上で討論されていらっしゃいますが、自称評論家の皆さんが実に的を得ない発言が散見され、実に残念な思いでいっぱいになります。

この食い違いの源泉は知と知識の差にあると考えます。


弊職の定義は以下です。


知=過去の体験、経験から得られる知識を総動員して未来を作り出すこと


知識=過去情報と現在情報の集積




つまり、知で行動している橋下大阪市長と知識で応戦している自称評論家の皆さんにはそもそものスタート地点の違いがあるので、議論になりえません。

このブログで、どちらが優れているなどと偉そうな事を述べるつもりはありません。

ただ「どちらが今の大阪を始め、この日本国に必要なことなのでしょうか?」と単純に感じます。


さて、弊職は平成22年度後半から経産省・中小企業庁が進める農商工連携に参加させていただいていますが、ここでは我々のGWでは知と知識を分けて考えて活動をしています。

どういうことかと申しますと、知識については日本最先端の物を吸収し、自分達で実際の工程を体感して、日本の農業、工業、商業のエンパワーメントを図る試みです。

つまり、我々が目指しているのは日本の未来です。

これには、農商工連携事業に携わる我々が、現場に赴き、実際に働いていらっしゃる皆様と話をし、どんな苦労があるのか、どのような事に現在困っているのかを伺います。
さらに、自分達の手を汚し、作業を行ったりもします。

ここが、知と知識の差です。

自ら手を汚さずに、過去や現在に存在する方法論だけにすがりつき、そこを論じても意味のないことです。
作らなければいけないのは未来ですから。

ただ、ベンチマークは必要ですよ。
お間違いなく。



最後に、弊職の活動を少しご紹介しましょう。


昨日、日本橋にございます一文株式会社東京店で開催された日本橋きもの倶楽部(facebookです)におじゃまさせて頂きました。

弊職は中小企業庁の施策であるJAPANブランド育成支援事業にも協力させて頂きたく、活動をしておりますが、必ず、現場に赴き、自分の目で聞き、触り、触れた上で情報収集を行い、戦略を立案させていただいております。

作家の岩崎るりは先生の採寸をする和裁士梅田美香さん

きもの総合研究所 和の国の手ぬぐい

和学者 中塚一雄先生
FM京都三条ラジオカフェ「純庵きものカフェ」の純庵先生です
和布伊勢谷 高尾明宏先生

日本の伝統文化はもはや風前の灯、絶滅危惧種かもしれません。
一方、海外からは高い評価を得ています。
写真では伝わりにくいので残念ですが、恐ろしくなるくらいの技術力です。

せっかくの日本の持つ資産を捨てているのも同様です。
実にもったいない。

この恐ろしいぐらいの技術力を活用し、価値を伝え、外貨をしっかり持って来る。
人、物、金の三位一体化(バランス化)とリアルタイムで行うSPDLIとPDCAのダブルループコントロール。

これしかありません。
是非、御経営者様におかれましては、知と知識の違いを見極め、経営のヒントにして頂けますと幸いです。

今日も最後までお読み頂きましてありがとうございました。



追伸

弊職、10月に一文株式会社東京店様で開催されるきものファッションショーのWEB広報をさせていただくことになりました。
追って、随時ご報告させて頂きます故、宜しくご査収頂けますと幸いでございます。

2012年4月12日木曜日

経営戦略入門

昨日、都内で開かれました、とある勉強会に参加させて頂きました。
この勉強会は4月から1年の月日をかけて、経営について勉強をしていくものです。

この勉強会のテーマとして、また教材として今回使わせていただくのがこの本です。

経営戦略入門

この本に書かれた内容をパートごとに分類し、勉強会参加者が持ち回りで毎回発表を行いながら、参加者全員で深堀りをしていく試みです。

正直申し上げまして、本をいくら読んだからと言って、イノベーション=実績を作り出せなければ、それは映画を見て「楽しかったねー」と言っているのと同じ事だと考えています。

この新しい取り組みに、弊職、ワクワクしっぱなしです。

昨日はキックオフ&自己紹介。
さらに初期の発表についてのパート決めを行いました。

弊職、お決まりの1番バッター(って野球は全然知らないんですが)になりました。
スイマセン、一番って大好きなんですぅ。

その内容は正にこのブログでも日々お伝えしている「経営戦略とは」というパートを発表させて頂きます。

1年後に素晴らしい形になった「成果物」を全員が一丸となって創りだそうと考え、勉強させていただく所存です。

弊社のお客様におかれましては、勿論リアルタイムで情報をお伝えして参ります。
今後共、宜しくお付き合いのほど申し上げます次第です。


この本、ぱっと見ると何の変哲もない本に見えますが、サイズや紙質、そしてカバーに至るまで、詳細に考えられております。

まさに顧客が支払った金額<価値を実現しているのではないかと思います。

沢山のヒントがこの本の中に隠されています。
アファリエイトでもどこかの回し者でもなんでもないので、是非、御経営者様におかれましてはご一読をオススメする一冊です。



今日も最後までお読み頂きましてありがとうございました。

市場調査の果てに

今日は毎日感じている不思議な事を書いていこうと思います。

早速写真をご参照ください。



これ、我が家の洗濯機です。
一応、メーカーは隠しました。

おそらく、弊職の使い方が合っていないだけだと思うのですが、この洗濯機を買い換えることこそが毎日頑張るモチベーションにつながっていたりします。

さて、この洗濯機、洗濯から乾燥までを一気にこなしてくれる優れ物です。

でも、全くもって使いこなせません。


ちょっと単純に考えてみましょう。

洗濯乾燥機に必要な機能は以下のはずです。



  1. 洗濯
  2. すすぎ
  3. 脱水
  4. 乾燥


この機能をコントロールするために付いているボタンは12個(on,offを入れると14個)もあります。

4種類の作業をこなすためのコントロールスイッチが12個。単純に割り算で考えると1つの機能をコントロールするために3個のボタンがついています。


これって、すごく無駄だと思うんです。

弊職は、未だに使えません。


これは推測ですが、この洗濯機を設計した方はマーケティングの導きだした必要な機能をすべて網羅したものを作ったのだと思うんです。

  • お客様アンケート
  • 詳細な市場調査
  • あったらいい機能の深堀調査

おそらく、お客様であるユーザーの意見を取り入れて他社との差別化をはかるべく設計されたのでしょう。
調査にはものすごい金額がかけられたであろうことは簡単に想像できます。

しかし、洗濯乾燥機に必要な機能は上記の4つだけです。

電源ボタンを入れたとしても、ボタンの数は5つでいいのではないかと思ってしまいます。


日本メーカーは苦境を強いられているのは、こういう単純な事なのではないかと思ってしまいます。

お客様は神様ではありません。
今時、そんな事言ってると神様に怒られそうです。


常識を疑ってこそ新たな価値が生まれます。



違う例をご紹介しましょう。

有名なペット飼育ゲームのはしり  た○ごっち。

当時のゲームメーカーはポーズ(一時停止)ボタンの実装は基本と考えていました。
ですので、商品企画時に当然のようにポーズボタンをつけるようにマーケティングから指示が出されました。

これに待ったをかけたのがゲーム開発者です。

「ペットを飼育する楽しみを提供するゲームにポーズボタンは不要。なぜならペットは待ってくれるものではないから」と半ば無理矢理ポーズボタンを付けずに販売を強行したと伺っています。


おそらく、ポーズボタンがついていたら、このゲームは全く売れなかったでしょう。


お客様の言いなりに物やサービスを作っていては商品は売れません。
いや、売れますけど絶対にお客様が支払った金額<価値には成り得ません。

成功限界点はお客様が支払った金額=価値でしょう。

実はこれでは絶対に商品価値は生まれません。


日本メーカーには是非とも頑張って欲しい物です。


実は今週末に弊職は2社のマーケティングリサーチにユーザーとして参加します。
この2社が出してくる新商品に期待しています。
本物を作る人がいるかいないかがわかります。


弊職はとても楽しみにしています。


今回も何かのヒントになれば幸いです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2012年4月10日火曜日

日本大惨敗!

今日は、色々と驚愕の現実が表面化してきましたね。
ちょっと弊職がピックアップした現実を挙げてみます。


  • Sonyの赤字 過去最大5,200億超で過去最高額 今期リストラ1万人計画発表
  • シャープの赤字3,800億で過去最大
  • 円は80円台後半
  • 日経平均株価の下落(今日は少し持ち直しましたが)


これだけでなんだかスゴいですね。
この影響は、これから中小企業に直撃するでしょう!

さらにこれから、消費税増税、電気代値上、TPP問題、広がる放射能汚染による輸出への影響。

考えだすと夜も寝られなくなってしまいそうですね。

ついでに書いておきましょう。

前年度決算で一応黒字を叩き出した自動車メーカーはエコカー減税などによる駆け込み需要に大きく支えられて出てきたものです。

裏を返せば、国が保護した分を差し引いて考えないと実態とは合わなくなります。
減税措置がなくなれば、突然マイナス側に引き込まれるでしょう。
どこか国策としての「製造業全滅の回避措置」のような印象を受けます。
なぜなら、前年度決算で電器、自動車が一気に赤字計上したらそれこそ大混乱になるからです。

暗いニュースばかりですね。

これからどうやって生きていけばいいのでしょうか?


数字に騙されてはいけません。
答えは簡単だからです。


今までのやり方を変えて(捨てて)、新しいビジネスを創造すること。

これだけです。


「そんな事、簡単に出来るわけないよ」

当たり前ですね。
簡単に出来たら最初に挙げたような結果はありえませんから。

さて、ここで不思議な疑問が湧きますね。

「じゃあ、お前の会社はどうなんだよ!」

弊社は、第一期に黒字、その後二期連続の赤字を計上し、今期決算も赤字の見込みです。

「ほれみろ!口先だけじゃないか!だーからコンサルタントは信用出来ないんだよ」

なんて声が聞こえてきそうです。

弊社は最初「システム開発会社」としてスタートを切りました。
長期契約もあり、順風満帆!最高のスタートでした。

そこに来たリーマンショック!

それは突然の事でした。
長期契約の破棄、資金繰りの為の短納期システム構築、コンペでの価格競争。

大惨敗を弊社も経験しました。
正直、大怪我でした。
弊職もさすがに体を壊しました。


しかし、弊社は根強く会社として残っています。

何故か?

今までのやり方を変えて、新しいビジネスを創造したからです。
IT経営の実現をシステム開発会社が出来ないなんて矛盾はありえません。

実は弊職は赤字よりも恐ろしい物を抱えているのです。
それは、いきなりの大黒字です。

システム開発会社がシステム開発をやめるという選択肢を取った弊社。
極限までの経費削減に取り組みました。

その結果、公的な借入は3月末現在で7万円ぐらいになりました。

ここに、大きなコンサルタント契約なんかしてしまうと、恐ろしい大黒字が待っているのです。
正直、オファーも沢山いただいておりますが、弊社は6月決算なので、本当に今着手しないと間に合わないご経営者様に限定してコンサル(顧問契約以上の契約)させていただいております。



先日、ある勉強会でこんなお話をさせて頂きました。

「日本は融資基準や与信に時間がかかりすぎる。弊職は明日、1億円必要だと言われれば必ず容易出来る。一零細企業が出来るのに金融機関は一体、何をしているのか?」と。

勉強会にご参加の皆さんは大変驚かれました。
でも、これは現実です。

世界中が不況になっているので、投資家はいいビジネスモデルとしっかりしたプロセスがあれば1億ぐらいポンと出します。

当たり前です。

投資家は自分のお金を永遠に増やしていかなければ、一気に原資が減ってしまうからです。



さて、弊職が一番大事だと考えている事があります。
それは「その企業の現在のモニタリング」です。

コンサルタントの現場でいつもご経営者様にお話を伺って感じる事なのですが、「未来を見て、現状を知らない」方がほとんどです。

「ああなりたい、こうなりたい。こうすれば儲かるはずなんだ」

皆さんおっしゃいます。
当然、弊職もそうでした。

しかし、「では、御社の現状はどのようになっているのでしょうか?」とお伺いすると、実態と異なる事がほとんどです。
これは弊職の経験上、100%近い確立で異なります。
ひどいケースだと仮想敵を取り違えているケースすらございます。
これは弊職も同じでした。

しかも、会社の大小を問わず、ほとんどのケースでそうなっています。

まあ、逆に言うと「現状のモニタリングが出来ている企業にIT経営コンサルタントは要らない」という事になる訳ですが。



さて、最後に宣伝みたいになってしまって誠に恐縮なのですが、弊社で唯一価格提示をさせていただいているコンテンツ、IT経営コンサルタント スタートパックを是非ご活用ください。

これは、ご経営者様が現状を知る為の最初の一歩をご提供させていただいているサービスです。

出来ましたら、このブログ内をひと通りご参照いただいてから、お申し込みいただいた方がいいかも知れません。

弊社がどこから、どのような情報を持って、どのような活動をしながらこのコンテンツをご提供させていただいているかがご理解いただけると思います。

価格は50,000円です。

この価格にも実は秘密があるのですが、お申し込み頂きました際にご説明をさせていただいております。


弊職には、明るい日本の未来が見えています。
是非、共に楽しみながら歩ませて頂けますと幸いでございます。


ご経営のヒントになれば幸いです。
本日も最後までお読み頂きましてありがとうございました。

2012年4月9日月曜日

情報の取り出し方

昨日、Twitter上で「ソースは?」って聞かれて、「ソースは僕です」と書いたら「それじゃ信用できません」と言われました(笑)

正直、直接会って話をしている時に「そのソースは?」って聞かないですよね?(笑)
弊職が聞かれたら「中濃とかどろソースは結構好きです。パスタならトマトかなー」とか答えてしまいそうです。

最近、弊職のコンサルの現場でも「インターネットの情報は本当の情報と嘘の情報があるので、信用出来ない」という方によく遭遇します。

そこで、本日は「情報の取り出し方」についてご紹介したいと思います。


さて、皆さんは普段、どのようにして情報を得られていらっしゃいますか?


TVですか?

新聞ですか?

インターネットですか?


弊職は、情報戦略に詳しい恩師から教わった方法をいつも活用していますので、その方法をご紹介します。

条件は簡単です。

その「情報」は誰がどこに書いた(もしくは撮影した)ものなのかを知る。
これだけです。


3.11以降、あらゆるメディアの信憑性が問われていると感じています。
実際、どれが本当なのか、某国営放送の情報ですら信用してもいいのかわかりません。


では、ちょっとひとつひとつ見て行きましょう。

情報の代表格、TV。
映像と音声から情報が得られます。
情報を取るのは簡単。見ているだけ。

では、その映像、音声はどのように作られているのでしょうか?

企画→取材、撮影→編集→デスクによるチェック→放送(On air)

こんな感じだと思います。
どれだけのステップを経ているのでしょうか?

ここに作為的な意図があれば、同じ映像と音声を編集することによっていかようにも操作出来ますね。


では、新聞。

記者による取材→文字おこし→文章化→デスクによるチェック→記事

ほぼ同じですね?


では、インターネット。

書いた人→いきなり公開(写真や動画だったりもする)

ちょっとだけ違います。


では、上記3つの情報のうちどれを信用するべきでしょうか?


結論から書くと全て信用できません。


「おいおい、それじゃわからないよー」

ごもっともです。
しかし、すべての情報には必ずバイアスがかかっています。
簡単に言うといわゆる大人の事情ってやつですよね?


ではどうするか?


自分が欲しいと思っている本当の情報にたどり着くには「能動的な情報収集」が求められます。
文字も映像も音声も、すべては参考に過ぎません。
弊職は情報を取りたい時には下記の通りに能動的情報収集を行なっています。
  • ほしい情報にたどり着くために3本以上の情報リソースを同時に取得する。
  • 利害関係の全く違う人から同時に情報を取得する。
  • 自分がよく知っている人2人以上から情報を取得する。


この条件をすべて満たした時に、本当の生きた情報になります。

これは経験値に過ぎませんが、弊職はほとんどこの方法で正確な情報をキャッチアップ出来ています。

TVも新聞もインターネットも参考に過ぎません。
ちなみに弊職は新聞から情報を得ようと思ったらメジャー誌をすべて購入します。
TVは生放送のライブ情報だけちょっとだけ信用します。
インターネットも同じですね。

弊職はIT経営のプロフェッショナルなので、常に情報を少しだけ先に取得するようにしています。
つまり、一般に公開される前の情報網を常に持っているってことです。

その事を知っている弊職の周囲の人(ステークホルダー)は逆にこちらに聞いてきます。
「◯◯っていう情報があるがお前はどこまで掴んでいるか?」って。

それは、弊職がそういったアンテナを張っていることを知っている人達が上記の事を実行しているからです。

もちろん弊社にも守秘義務契約がありますから回答できる範囲で答えます。

ここにも軽くバイアスがかかりますよね?
「それについてはお答え出来ません。」と弊職が言ったとしたら、言われた方は「それはなぜなのか?」を考えますからね。


ちょっと長くなりましたけど、弊職がいつも行なっている情報取得の方法をご紹介しました。

いつも弊職はこのブログで書いていますが、IT=SPEEDです。これしかありません。

昨日、弊職に「ソースは?」って聞いてきた方は24時間分時間を損をしています。
なぜなら、「弊社のお問い合わせから実名でお問い合わせいただければすぐにお教えします」とお教えしたからです。

さらに言うと、そのソースにバイアスがかかっている可能性がある事を知らない事をご自身で証明されてしまっています。

残念です。
少なくともプロフェッショナルではありません。

この24時間の差は大きいです。
経営者なら分かりますが時間はお金に変換すべきものだからです。

どうぞ、情報に振り回される事なく、能動的な情報収集をご活用くださいませ。
もし、もっといい方法をご存知の方は弊職に教えていただけるとありがたいです(笑)
そっとメールくださいね。

今回も何かのヒントになれば幸いです。
今日も最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。

2012年4月6日金曜日

第1回「中小企業の海外展開」勉強会

昨日、政策研究大学院大学で開催された第1回「中小企業の海外展開」勉強会に参加させて頂きました。
当日は、守山宏道氏(経済産業省中小企業庁国際室長)、大野健一氏(政策研究大学院大学教授)に直接質問をぶつけることが出来、弊職も大変勉強になりました。

また、一昨日に引き続き、武蔵大学教授 松島桂樹先生、ITCA 播磨 崇会長とご一緒させて頂き、有意義な勉強会となりました。

この場をお借りして御礼申し上げます次第です。


弊職は、中小企業の海外進出については、かねてよりサポートさせていただいており、香港、深セン、台湾等、企業進出のお手伝いもさせて頂きました。




今回の勉強会で行われた現状の環境分析において、かなり明るい未来を感じた次第です。

これから発展を目指す中小企業において、一番大きいメリットは、下記の点です。

日本政策投資銀行(政投銀)と大手商社の双日は、中小企業のアジア進出を支援することで提携した。インドネシアやベトナムなどで工業団地を営む双日の情報を、政投銀が地方銀行を通じて中小企業に提供する。進出企業には手続き面や資金面でも支援する。

つまり、直接的な融資が受けられるような下地作りが出来ている事です。

昨日も論点として「産業空洞化におけるGDPの低下」が取り上げられたのですが、これからおきる日本という国の環境を鑑みますと、逆に「今こそ時は来たり!」という思いになります。

これについては他にも沢山のメリットがあるのですが、別の場所で、同じ思いをお持ちでいらっしゃる方がいらっしゃいましたのでご紹介いたします。

ファーイーストコンサルテイングファーム 代表取締役 山口 巌氏です。

弊職も昨日の意見交換の際、同じ事を考えていたのですが、山口氏の方が詳細に述べられております故、是非こちらをご参照いただければと思います。

弊社におきましても、マレーシアのペナン州に駐在員事務所を構え、JETROとの情報交換の元、海外の企業(特に日本企業)を支える準備を既に始めております。


海外進出を実現された企業のご経営者様からは、いつもこんな答えがかえって参ります。

「こんなに簡単で面白いなら、なんですぐに海外進出しなかったんだろうか。正直後悔しています。」


弊職は、地の利、時の利、人の利が初めて今揃ったと考えます。

厳しい経営環境だからこそ、中小企業の海外進出が有効だと思量する次第です。
弊職、全力のサポートを心に誓った勉強会でした。

えっ?言葉の問題?
スマートフォンに現地語の翻訳ソフトを入れていけば何の問題もありませんよ(笑)


経営のヒントになれば幸いです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2012年4月5日木曜日

緊急!経営者は消費税増税に備えよう!

今日は消費税の話題です。
現政権代表が「政治生命・命をかけて増税する!だってビートルズなのだーw」と声高におっしゃっているので、我々中小企業経営者はそれに備えなければいけません。

まず、消費税増税によって、過去何が起きたのかを知る必要があります。


このグラフを見ると一目瞭然。消費税を上げると政府に入る財源は減少し、国の借金は増えていきます。

では、中小企業経営者にとっては、何が問題なのでしょうか?

弊職は金融機関の右肩上がりモデルの後遺症が原因だと思量しております。



せっかくですから、現実に弊職が遭遇したケースをご紹介します。



A社:食品製造販売業ご経営者様のケース

社長の想い
弊社の製造する食品はユニークで、年々売り上げも微増ながら上昇を続けている。
ここで設備投資して、さらなる売上(数で勝負)を作りたい!


早速、社長は金融機関へ相談に行きました。
いつもの書類は必須ですよね?
  • 過去3期分の決算書
  • 定款
  • 全部事項証明書
  • 事業計画書(中期経営計画書)
おそらく、こんな感じでしょう。
そして金額はともかく、社長は、めでたく融資を受けられました。

社長はモチベーションも高く、組織のリーダーとしてもスキルの高い人物です。
売上目標を掲げ、1年間、売上の向上に努めました。
そして、売上目標を上回る成果を作り出したのです!
素晴らしいご経営者様です。


すぐに社長は中期経営計画の推移を金融機関に報告に行きました。
金融機関の担当者も喜んで「今後も頑張って売上を上げてください!」と激励しました。


意気揚々で会社に戻ると総務を任せている社員が暗い顔をしています。


社長「どうしたんだ?顔色がよくないぞ?なんか問題があったらすぐ相談してくれ!」

社員「はい、でも社長があまりにゴキゲンでいらしたので報告が遅れました。2ヶ月後に我社の資金はショートします。」

社長「なんだとっ!おいおい、そんな事ありえないじゃないか!我社は前年度比売上が130%だぞ!そんなバカな!」

社員「はい、そうなんですが、売上が上がった分の消費税を払うと我社は赤字に転落です」

社長「。。。」


社長は思いつきました。

「そういえば融資してくれた金融機関の担当者は頑張ってくださいって言ってたなー。早速融資の相談に行ってみよう!」




さて、金融機関は税金を払う財源として融資をしてくれるでしょうか?
答えはNOです。
出来ません。

正確に言うと納税の為だけの融資は出来ません。

ですから、経営者はあらゆる方法を考え、自分の土地や建物を担保に融資を受けて、納税したりしています。



ご紹介させていただいた例は少々極端な例ですが、これは現実に起きていることです。

その社長はこうおっしゃっておりました。

「私は、先代から事業を受け継ぎ、がむしゃらに走ってきた。売上を前年度比より上げろ!それが皆の幸せになる!そう指示してきました。だから資金繰りもなんとかしながら頑張ってきた。それでも金融機関は売上が下がったら融資してくれない。私はどこまで頑張ればいいんでしょうか?死ぬまで頑張らないといけないんでしょうか?」

今だから言えますが弊職、言葉につまりました。弊職に出来るのは社長の話を延々と聞いて差し上げることだけでした。
それでも、最後には「話を聞いてくれる人がいてスッキリしたよ」とおっしゃっていただきましたが。


弊職は税金の専門家でも会計の専門家でもありません。
ですが今回申し上げたいのは、先に上げたような例があります。(少々極端な例ではありますが)

是非、専門家に今からご相談されることを望みます。
弊職は別にだから脱税しましょうなんてことを言ってる訳ではありません。

今ある売上がどうなるか見通しのつかない今こそ、現状の財務状況を経営者がモニタリングし、あらゆる危機に対応出来るようにしておきたいものです。(って自分に言ってますけどw)


何かのヒントになれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。



大事な事なので追伸

現在、各金融機関、信用保証協会、自治体などでセーフティーネットなどの融資を行なっております。
今は困っていなくても、会社の現状を知るためにも、是非一度はご相談される事をオススメいたします。

祝!中小企業のIT経営研究会設立!

今回は、まずお詫びを申し上げねばなりません。
昨日の爆弾低気圧(正式には急速に発達する低気圧)はスゴかったですね。

弊職は営業日には必ずブログの更新をすると決めているのですが、昨日の荒天の為、更新することが出来ませんでした。
改めてお詫び申し上げます次第です。

一応、言い訳を書いておくと、昨日は日本の航空各社が800便も欠航を決めているのに、羽田、成田共に強風(航空用語的にはダウンバースト)が発生して、日本の空は物凄いことになっていたのです。
中には成田空港への着陸に3回もトライして、残存燃料がギリギリのまま、関西空港に向かった国際線もありました。

弊職、飛行機の操縦もすこしカジッていますので、ちょっと人事の気になれず、ここでモニタリングをしてました。
しかも、AM02:00まで。。。

だって、飛行機は燃料無くなると墜落しますからね。
言い訳はこのぐらいにして。



さて、本日の本題!


経営情報学会 中小企業のIT経営研究会が本日キックオフの運びとなりました。
参加メンバーは物凄い経歴の方々ばかりで、個々にモチベーションも高く、大変勉強になりました。
この場をお借りして御礼申し上げます次第です。

岡田先生のプレゼンテーション


ITCA 播磨会長もご出席されました



この研究会はこれからの日本の中小企業に対して、いかに富をもたらすか?
その為にはITコーディネータとして何をなすべきか?を研究し、地方にその方法を伝搬していくための研究会です。

本日はキックオフを言うことで、自己紹介と現状の情報共有および意見交換がなされました。
弊職ごとき、足元にも及ばない大先輩の方々ですので、恐縮しつつ、勉強させて頂きました。

これからも最新のIT経営戦略を発信し続けます。

さて、本日の感想をまたメモに落としてみました。

マクロ的視点とミクロ的視点の両方が大事!簡単、確実に勝てるIT戦略経営が必要!


単純に申し上げると、中小企業という定義そのものが既に広範(日本企業の96%)すぎて、IT経営の実現をされていらっしゃる企業は、やはりまだ中小の大きい方にカテゴライズされるのが現状のようです。

ですが、実態としては小規模企業、零細企業といった本当に小さな企業こそ世界を相手にビジネスの拡大をしなければいけない現状が浮き彫りになったように感じました。

弊職としては、今後の活動の中で、グローバル化とローカライズ化の橋渡しが重要であると考えております。

これからも勉強させていただきながら、邁進させていただく覚悟です。

今後共、宜しくお願いいたします。

何かのヒントになれば幸いです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2012年4月2日月曜日

新年度のご挨拶

さて、事実上今日からが新しい年度になりますね。
各社で入社式が行われ、桜の便りも聞こえてまいりました。
弊職も気持ちを新たに、明るい未来へ向けて精進してまいります。

まあ、弊社は6月決算なので、あまり関係ないんですけどね。

企業においては4月初めは新年とおなじということで、本日は基本に立ち返り、弊社のコンテンツについて紹介させていただきたいと思います。

弊社におきましては、金額を明確にさせていただいているのは弊社WEBサイトのTOPページにございますIT経営コンサルタント スタートパックのみでございます。

この金額、実は決めるのに半年かけて設定しました。
なぜなら、弊社の根幹業務であり、絶対に失敗の許されない過酷なコンテンツであるが故です。

このコンテンツで弊社のお客様にご提供させていただくのは以下3点です。


  1. 社長の想い(どんな会社でありたいか、そしてどんな会社にしていきたいか)のレポート制作
  2. 外部環境調査レポートの提出
  3. 内部環境調査レポートの提出

そして納品させていただくのはこれだけです。


ここに5万円以上の価値を感じて頂けなければ弊社のブランドが崩れます。
それも一瞬で崩壊です。
さらに、現在、お預かりさせていただいているお客様の信用失墜に直結します。

そしてご依頼いただきましたお客様の今後のIT経営に向けての展開はありえません。
もちろん、価値を感じて頂けなければ全額返金させていただいております。

当たり前です。

ここは真剣に、かつ真摯に対応させていただいて、初めてお客様の気付きが得られて、イノベーションの源泉を創造出来るのです。

これに弊社が着手させていただいて、値段を上回る価値を感じて頂けなければ、弊社、および弊職の存在意義はなくなります。

正に真剣勝負で命がけです。
いやいや、冗談ではなく本当にそうさせていただいております。
弊職、命がけで取り組んでおります。

なぜなら、この報告書に明るい未来を感じて頂けなければ、ご依頼を頂いたお客様の未来が輝きをなくしてしまうからです。

その位、本気で取り組みます。

ですから、弊職の時間が十分にとれないと判断した場合、また、事前にお客様とのアグリーメントがとれない場合につきましては、こちらからお断りさせていただく場合もございます。

これは、ビジネスなので、ある意味当たり前の話なのですが、どうも「お客様は神様です精神」が浸透していて、「客の依頼を断るとは何事だ!」的なご指摘を頂戴することも実際あるのですが、ビジネスとは、常に対等の立場で行われるものです。

お客様が支払った金額<弊社納品物の価値に必ずなっていなければこのコンテンツの意味はなくなります。

そういった点も踏まえて、真剣に問題に立ち向かわせていただいております。


現在、本当に日本経済においては、閉塞感が暗い霧のように立ち込めている状況です。


だから事業縮小するのでしょうか?
だから諦めてしまうのでしょうか?
だからリストラするのでしょうか?
だから破産するのでしょうか?


弊職の答えはNOです。

暗くて先が見えなくても、目指す先に明るい光、いや点でも構いません。
暗い中をそこへ向けて、走りだしてこそ、本当に生きる意味があると考えます。

そうでなければ、生きる意味などないと弊職は思量しております。

弊職は日本の明るい未来を作る為に、日夜走り続けております。
共に明るい未来へ進めれば幸甚の想いしきりでございます。

今日は、弊社コンテンツのご紹介をさせて頂きました。

今回も最後までお読み頂きましてありがとうございました。
今後も弊職は明るい日本を目指して邁進いたします。

2012年3月31日土曜日

明日からの新しいバイブル

今日はITコーディネータのお勉強会に参加してきました。
弊職はいつもこういったITコーディネータの勉強会に参加させていただくと感じることなのですが、皆さん本当に個々にモチベーションがとても高く、しかも各分野におけるプロフェッショナルが集まります。

弊職は毎回、必ず「新しい気付き」を得させていただいております。
そして、また新しいご縁も。

今回も、大変有意義な勉強会でした。



さて、弊職が取得しております「ITコーディネータ」という資格は継続学習が義務付けられており、一度取得したら最後、それこそ死ぬまで勉強しなければ資格の継続は出来ません。

本日の勉強会は、明日(新年度)から全面的に変更される「ITコーディネータプロセスガイドライン Ver.2.0」について、変更点および新しく追加された新しい箇所について、確認させていただくと共に、このガイドラインを個々のITコーディネータがどのように活用し、未来を切り開いて行くのかを勉強して参りました。

これは製本版については有料ですが、PDF版はどなたでも無料でダウンロード出来ます。
データは2,359KBあるので、お使いの通信環境によっては少々重いかも知れないですが、是非ダウンロードしていただければと思います。

PDF:ダウンロード


さて、このプロセスガイドラインはITコーディネータにとっては、まさにバイブルと呼べるもので、各フェーズの定義やアクティビティについて詳細に記載してあります。

ITコーディネータ資格取得者は正に様々な業種、業態のプロフェッショナルで、中には、医師、弁護士、公認会計士、税理士等々、沢山のプロフェッショナルが取得しています。
もちろん、各ITベンダーの社内ITコーディネータとして活躍している方も多数いらっしゃいます。

このプロセスガイドラインの利点は「ITコーディネータの共通言語」として活用できることです。
まさにバイブルなのです。

そして、このプロセスガイドラインをちょっとカスタマイズしていけば、どんな環境においても道を失う事はありえません。

基本がプロセスガイドラインに書いてあるのですから。

※じつは弊職は婚活にも活用するようオススメしております(笑)
 何が言いたいかというと、そのぐらい汎用性が高いって事ですよ。



このバイブルが明日から変わるので、弊職も新しい共通言語について知識を深めなければいけません。

当然のことですね。
イメージ的に言うと「旧約聖書から新約聖書に変わる」イメージでしょうか?


さて、長々と書いても仕方がないので簡単にまとめますが、古いプロセスガイドラインが「ITコーディネータ向け」であったものが、今回のバージョンアップから内容が経営者が活用出来るように変更されました。

どういう意味かと申しますと、誰でも無料で内容を読んでいただいて、誰にでも活用できるように変更された訳です。



そこで、素朴な疑問が生まれます。

「じゃあ、ITコーディネータって何をしてくれるの?」って事です。


この答えは実に簡単で、「自己啓発本」や「ビジネス書」を読んでも、効果が出る人は果たしてどのぐらいいらっしゃるのでしょうか?って事です。

例えば日本の経営者全員にビジネス書を読むことを法律で義務付けたら世界一のGDPになっていていいはずですよね?

しかし、現実にはそんな事はありえません。


「ダイエット本」を読むと必ず痩せられるのでしょうか?

答えはNoですよね?

つまり。ITコーディネータは経営者に寄り添い、変革を実現するために存在しているのです。

改革を実現出来れば、その会社のステークホルダー全員に富が生まれます。
その為にITコーディネータは存在します。


どうも勘違いされやすい名称なので、実は弊職も困っているのですが、「ITコーディネータ」というとなんか「新しいシステムを持ってきて、業務のやり方を変えてハイ終了!」みたいなイメージをもたれやすいのですが、実は全く逆です。

ご経営者様がご自身で会社の現状を理解し、それをどのように変えていくのか、そして、それをどのように社会に生かしていくのかを決定し、実行・実現するためのファシリテータ。それがITコーディネータです。

明日から、新しい年度が始まります。
弊職も、明日から新しい気持ちで、新しいバイブルと共に全力で日本の経営者を支えて行きます。

激動の時代を一緒に楽しんでいければ幸甚の限りです。
今後とも、御指導、御鞭撻のほど、宜しくお願いいたします。


今日も、最後までお読み頂きましてありがとうございました。

2012年3月29日木曜日

小さな企業未来会議 GW

今日は中小企業庁が中心になって始まった小さな企業未来会議 第一回グループワークにサポーターとして参加してきました。


これは中小企業のサポーターとして申し込みをして、選抜されないと参加することが出来ません。
招聘いただき、大変幸甚の想いしきりでございました。
でも、弊職はサポーターで発言権はないので、おとなしくしておりました。

結論から申し上げてしまうと、各有識者が既存のITプラットフォームに関する知識が本当に乏しく、何だか空虚な2時間半でした。

弊職、帰宅してからいつものメモを書きました。



結局の所、各有識者の意見は十分理解できるのですが、現実は弊職のメモのような事が実際に各国のSNSで起きています。

お金や優秀な人材、そして機材。

みんな日本を通ることなく、ものすごいスピードで流通しています。
カスリもしません。
残念ながら、誰もその事を指摘してはいませんでした。

弊職はITコーディネータとして「この問題を真摯にとらえ、全力で仕事をしなければ日本の未来はない」と実感した事と同時に、グローバリゼーションの難しさを感じました。

今日のグループワークでは以下のような問題が指摘されていました。

  • 金融機関は与信のたてようがない企業にはお金は貸せない。流動資産担保も始めているが実際にどのくらいの資産価値を持つのか金融機関としてはわからない。わからないので専門家に調査依頼をしたりするので、時間もお金もかかる。結果融資出来なかったりする。
  • 与信は保証協会に依存している体質がある。
  • 経営者としてはもっと沢山勉強したいのだが、中小企業としては公認会計士や弁護士を顧問に据えるほどお金が無い。
  • 法律家としては、海外でビジネスをする場合に「事が起きてから相談されるケース」が多く、事前に相談してもらったほうが被害が少なくて済むと考えている。
  • 保証協会を通して融資をうけても、金融機関はモニタリングのしようがないので、訪問して経営者に聞くしかない。
  • そこは経営者、わがままな人が多い(まあ弊職もそうですね)
  • 商工会議所や商工会に入って、初めて経営の勉強ができることが分かった。
  • 会計業務を知らない(従業員任せ)の経営者が多い。
  • 帳簿の能力は高いのに、決算書の能力が低い会社が多い。

大体、そんな感じの事が議論されたように思います。

あれれれれれ?

これ、簡単に解決する方法がもうあるではないですか?
それがJ-SaaSです。



しかも、これ、経済産業省が主導して作ったはず。

弊職は「あー、もっと経営とITの架け橋となるITコーディネータが全力で立ち向かわないとダメだ」と痛感すると共に大反省しました。もう猛省と言ってもいいかもしれません。



さて、今日、議案にあがった諸問題のほとんどがJ-SaaSで解決できます。

しかも、導入に関する費用も安く、専門家による支援体制も用意してあります。

日本がIT投資を有効に回収出来ないのも頷けます。
せっかくすでにある資産を運用出来ていないのですから。
いや、専門家からも認識されていないと言う方が正確かもしれません。

その一方、他国が構築したシステムの上では億単位のお金のやりとりが気軽になされ、日本には1円も入って来ません。
勿論銀行口座も日本ではないですし、ビジネスで得られた利益も日本の銀行口座ではありません。

これじゃ精神論で頑張ってもダメです。



弊職も幾度と無く経営難を乗り越えてここまで来ましたから、金融機関の法人融資担当の方々が会社に訪問してこない理由は理解しています。


それは、以下の理由が考えられます。

  1. もっと融資してくれって言われても貸せるわけないって分かってる。
  2. 結局、社長の愚痴だけ聞かされる。
  3. 帳簿だけでは、実際の経営状態は即座に把握できない。
  4. 結局返済してもらえなそうだなってわかってしまっている。
  5. 下請会社だったりすると「上が仕事くれないんだから、どうしようもないよ」って言われる。

大体、合っているんではないでしょうか?



では単純に、財務視点だけで考えてみましょう。

ステークホルダーは以下と仮定してみます。

  1. 中小企業経営者
  2. 貸出金融機関
  3. 信用保証協会

単純に、初回融資時に会計ソフト導入を必須契約事項に入れて、会社でのお金の動きをすぐに入力する約束にしておいて、各ステークホルダーにIDを渡しておけば、リアルタイムにモニタリングが出来るはずです。

そうすれば、中小企業経営者が絶対に金融機関に言わない「売上の落ち込み」や「未払い」などのモニタリングがリアルタイムに金融機関側から行うことが出来て、信用保証協会はリアルタイム入力に協力的な企業にはさらに信用保証をつける等の特典をつければいいのです。


まさに情報の共有化とモニタリングコントロールが実現するわけです。

これで「三方良し」となるではないですか。
融資時にJ-SaaS導入を義務付ければいいだけです。

各ステークホルダーによるダブルループコントロールの実現です。


実に簡単!




せっかくなので、実際に弊職が自身の会社で経験したことを紹介します。

弊社はシステム開発会社としてスタートしたため、新規開発の仕事が来ると、新しい開発環境への投資が必要になります。
そこで、金融機関へ融資の相談に行きました。

「保証協会付きなら500万円まで融資できるので、申し込みをしてほしい」とのことでした。
勿論、弊職は必要な手続きを済ませ、借入が出来る日を設定し、資金繰りに入れていました。

そこへ貸出金融機関から電話がかかって来ました。

「社長、すいません。御社は起業してすぐの会社なので、100万円しか保証協会で保証してもらえませんでした」


おいおい、それって弊社一ヶ月の運転資金より全然低い額なんですけど。。。


弊職としてはすぐに資金繰りの見直しを始めましたが、確実に2ヶ月後に資金ショートすることが解りました。

エンジニアは招聘しちゃったし、じゃあ、仕事出来ないのでヤメますなんてクライアントに言えませんし、違約金問題に発展します。

しかも、新規システム開発案件は事前にシステムをある程度構築しておかないと、発注契約までの見積すら出せないのです。

ですから、契約書を元に借入をするなんてことも出来ないのです。


弊職はなんとか借入額を増やそうと思って、金融機関と信用保証協会へ交渉を開始しました。
きちんとした資料を作り、業界展望を作り、業務見通しを作り、なんとか借入額を増やしてもらいました。

それでも、50万円増えただけで、結局、資金ショートする期間が15日伸びただけでしたが。。。


結構、大怪我でしたが、大きい収穫もありました。

金融機関はしっかりした事業計画書の他に、会社の使命や方針、そしてコアになるコンピタンスが理解出来れば融資してくれるのです。


是非、中小企業のご経営者様におかれましては、世界的なお金の流れを掴むと共に、金融機関の使い方も知っていただければと思います。


ご参考になれば幸いです。
今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。